義務教育を履き違えている方がいる
大言壮語なことを言っています。
自分は力がなく、頭もない。
だから、みんなに考えて欲しいですし、そんなみんなの思いが、きっと何かを変えていく。
蟻の一歩かもしれない。
象に踏み潰されて気付いてすら貰えない小さな存在かもしれない。
でも、書きました。
勉強をしたくても出来なくて、初めて目指した夢を諦めたことのある、かつての若者の一人として
ゆたぼん君という児童のYouTuberがいますが、彼の存在は良くも悪くも義務教育というものを考える、ひとつのメタファーになっているように思います。
彼の是非については私より数万倍は頭のいい、ひろゆき氏やシバター氏の言及で終了していると思いますからしませんが、義務教育というものを履き違えていると感じることが彼の発言や、彼について報じる記事に寄せられるコメントでも散見されます。
昔、モンスターペアレントのクレームで
「義務教育なんだから授業料を無料にしろ」
「義務教育なんだから給食費は払わなくていい」
と言うのがあったという記事を見たことがありますが、完全に教育の義務というのを間違っていますよね。
義務教育とは子供が教育する義務ではありませんよね。子供には教育の機会を得る権利とそれを受ける権利がありますが、教育する義務なんてありません。
教育の義務を課されるのは親ですよね。
大人には子供に教育の機会を与える義務、受けさせる義務、それを侵害しない義務があります。
だからこそ、芸能事務所などは未成年のタレントやモデルの起用について、多くの法的な制限を設けられていますし、YouTubeも本来は13歳以下のチャンネル登録を規制していますね。
教育の機会を与えることが必要なのは何故か。
今も世界では教育の機会を失っている、多くの子供がいますね、かくいう私も家の経済的な事情で推薦が決まっていた国立大学への進学を断念した過去があります。
私に限って言えば、働きながらも自身で勉強する環境を整えることも出来ましたし、高校まではなに不自由なく進学させて貰えた訳ですから、文句などありません。
しかし、女性と言うだけで教育を受けられない、子供のうちから兵士として洗脳される。幼少からストリートで暮らし、全く教育に触れることが出来ない子供はたくさんいるわけです。
もし、この子供たちが教育の機会に恵まれていれば、素晴らしい発見や発明をしたかもしれないし、世界に名を馳せるトップアスリートになったかもしれないと思うと、その損失は計り知れないものです。
そうでなくとも、ささやかな幸せだとしても、その子供の可能性が花開いて、明るい家庭を築くなら、それ以上に守るべきものはないと思うんですよ。
子供は私たちの宝物ですよね。彼等の存在が人類を新しいステージへと導いてくれる。
一人ひとりの笑顔を守るために学校という枠組みだけでなく、コミュニティが一丸となって、子供の才能を伸ばして、いじめや貧困から救い出し、誰もが夢のために何の不安も抱かずにつき進める。
そんな社会になれば、きっと、その一人ひとりがみんなのために社会を変えていく逸材へと成長すると思うんです。
学校なんて意味はない。
学校に行くのはロボットだ。
親に再生数のために言わされてるのかも知れないけれど、でも、この言葉は少なからずは共感を呼ぶものでもあるかも知れない。
それは、私たち大人が本当に子供の教育に向き合えていない証拠かも知れません。
だって、現にYouTubeはゆたぼんくんのチャンネルを放置して、彼のチャンネルを見るのは実験動物を見るつもりの大人が多いそうなので。
彼の親が無責任だと言うならば、結局はそんな親から彼を救えない社会も無責任だと思うんですよね。
ご気分を害される内容だったかもしれません。
申し訳ない想いですが、書き直すことも、投稿を止めることも出来なかった私を恨んで下さい。
書いていて、メンタルが凹んでしまって、推敲することも出来ていないことをお詫びいたします。
コメントお待ちしております。
たくさんの意見を毎回頂き、本当に嬉しく思っております。