第五話 お出かけ(デート?)には準備が必要です
そうするとアイリさんが、
「いえ結構です。レイさんは目立つんで。」
「そうか、致し方ない。」
「アレン君行きましょう。」
「あ、はい。」
アレン君?
アイリさんで何歳なんだろう?
そういわれて隣の部屋に連れてこられた
「これに着替えてください。」
「これは?」
「知らないんですか?」
「え?」
「最近若い男の子の間で流行ってる服です。」
「いや、それは知ってますけど・・・」
「簡単な変装です。」
「でもなんで・・・」
「アレン君は今や有名人です。」
「有名人・・・?」
「町に出てみましたよね?」
「そっか…有名人か…」
「喜ぶとこじゃないですよ。」
「あれ…顔に出てました?」
「早く着替えてください。」
「分かりました。」
着替えなくてもいいと思うんだけど、
大げさじゃないかな。
隣の部屋でギルバートさんたちが何か話していた
「ギルバートさん、本当にいいんですか?」
「アイリ君」
「知らなくていいこともありますよぉ、世の中には。」
「頼まれたからな。」
「アレン君のお母さんですか?どういう関係なんですか?いい加減教えてくださいよぉ。」
「頼まれたのは恩人さ、アレンの母親は関係ない。」
「本当ですかぁ?誰かにしゃべったりしませんよ。」
「大丈夫だ、もうすぐみんな知ることになる。焦らなくていい。」
「みんなってえ誰ですか?私入ってるんですか?」
「大丈夫。入ってる。すぐに分かるさ。」
「すぐっていつですか?1年後はすぐとは言いませんよ。」
「大丈夫。明後日までには分かるさ。」
「本当ですか?うさんくさーい。」
「ハハハ、ま、信じてくれなくていいさ。すぐに分かることだからな。」
「あの、アイリさん、ギルバートさん着替えました。」
流行りの服なんて着ないから恥ずかしいんだけど…
なんで二人ともこっちをジッとみてんだよ!
「これなら大丈夫ですね。」
「変装できてます?」
「アレン君と分からなければいいんです。行きましょう。」
「あ、はい。じゃギルバートさん行ってきます。」
「ああ、気を付けてな。」
ギルバートさんに見送られて
僕は部屋を出た。
これって…デート…なのかな?