六月のノーザンテリトリー
オーストラリアのノーザンテリトリーへ行ってきました。目的はウルル、カタ・ジュタです。シドニーも観光しました。
歴史だったり、文化については、この情報社会ではうんと沢山調べられると思うので、素直な感想や6月のオーストラリアはこんなだったよ。を綴ってみようかと思います。まあ、自己満足な旅の記録です。
日本からシドニー、シドニーから国内線と遠い。座りすぎてお尻がイテテです。長い、長い。日本からシドニーまででも遠いのに、シドニーからウルルがあるエアーズロック空港まで約三時間あります。延々と飛行機です。大変。
しかし、疲れを吹き飛ばす光景。
どどどーん。
雲一つない晴天。広がる青空。土は赤くて、植物はいかにも乾燥地方という雰囲気。実際、湿度なんてあるの? というくらい湿気を感じません。
眩い太陽。サングラスが役立ちます。日焼け止めが必須です。
体をぐるっと回すと、地平線。
寒いです!!!
カラッとしていて、夏のような太陽なのに、風が冷たくて寒い。
初海外で日本の気候しか知らないので、とっても不思議な感覚でした。
オーストラリアは南半球。日本が夏だと冬です。旅行する際は、気温を調べると思うのですが、正直なところ気温で言われてもよく分からないのは私だけですかね? こういう服がオススメと書いてあるブログや雑誌もありますが、やっぱりピンとこない。とりあえず、羽織れるものやヒートテックなど色々持っていきました。
これが、正解でした。
サンライズツアーという、日の出を観に行くツアーに参加したのですが、朝五時起きで気温は二℃。でも、昼間になるとポカポカしてくる。ツアーにしろ、個人でレンタカーにしろ、荷物を置いておくことが出来るので、とにかく重ね着出来るものが必要です。
薄いヒートテック重ね着、一応持って行ったショールやレッグウォーマーが活躍しました。首回りまである服もオススメ。個人的には手袋が欲しかったです。手袋がなくても、ポケットに手を入れられて、温かくなる服は便利だと思います。私が着ていったジャケットはポケットが浅くて手が冷えてならなかったです。
なお、オススメしてみましたが、観光客で手袋してる方はいませんでした。しかし、ここまで寒いのか、というのが周りの反応。つまり、私だけではなく、思っているより寒いです。日本の真冬よりは寒くないけど、秋ではなく冬です。お気をつけください。
なお、寒さの感じ方は人それぞれ。短パンだけど上はダウン。ビーチサンダルという猛者もいました。流石にビーチサンダルの方は震えていましたけどね。逆にロングダウンやコートという方もいました。
寒さの次は靴。写真を見ての通り土は赤い砂状。パンプスやヒールできゃっきゃっと観光するなんて方はいないと思いますが、汚れても良い、そして歩きやすい靴が必要です。
写真を撮るのに夢中で、靴が脱げる。よろめく。植物に足が突っ込む。という割とアホな事をした私は、足の裏に棘が刺さるという痛い思いをしました。脱げないように、もう少し紐を縛っておくべきだったと後悔。
後悔先に立たず、というやつです。
ススキみたいな色の植物は、めっちゃ棘です! よってメッシュなんかは止めておいた方が良いかと思います。足の裏が赤い点々になってしまいます。歩きやすい、脱げない、簡単に棘が刺さらない、という条件も加えて貰いたいと思います。眉抜きで棘を抜く羽目になります。友人に呆れられました。
最後にハエ。沢山いる、水分を欲して人に群がると調べて慄いていましたが、全然いませんでした。ガイドさんに聞いたら、寒すぎて活動しないらしいです。昼間に少し見かけると言われても、全然いない。
活動時期のハエは、ガイドさんが喋っていると口の中に突っ込んでくる、そうです。ゾゾゾゾゾ。目はもちろん、耳とか鼻の穴とか、入りたい放題だそうです。
なのに、冬は不在のハエさん達。記念写真を撮るのも楽々です。虫嫌いな方は、寒さ対策をして冬にどうぞ。
鳥はいました。
観光中、モヒカンバトと呼んでましたが「レンジャクバト」と言うそうです。
ウサギっぽいのを見かけたのですが、写真は撮れず。ハエに会えなくて清々してましたが、トカゲとか蛇なんかも遭遇出来ませんでした。いたのはウサギと鳥。カンガルーが出没することもあるらしいです。
ハエは全然いません。虫除けやハエ用のネットは必要なし。あと、全然汗をかかないので汗拭きも不要。
寒い思いをして観れた光景はこちら。
地理の教科書を思い出します。しかし、実際に観ると圧巻で美しいです。
興味がある方で、六月頃という南半球が冬にあたる時期に行く方は、防寒対策をしっかりとしてお出かけ下さい。