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終わりの構築[1]
~序章~
人々が行き交う道。楽しげに話し合う声。それとともに出る白い息。お店からは愉快な音楽が聞こえてくる。
「クリスマスケーキ、いかがですかー?」
「イカガデスカー。」
女性の声と共に聞こえる機械音声。日常のように聞く音だが今日はイヴ。より一層機械音声が耳にはいる。
2103年。科学が進歩しロボットが人類社会を支える一部品と化している。
ある個体は二足歩行で歌を歌い、ある個体は人々の手となり足となり目となり働く。
「はぁー…」
ロボットは全てどこかに『M.C』のマークが付いている。
マキナ・コーポレーション。ロボット開発ではトップシェアを誇り、医療や軍事にも力を入れている。
「…」
男は会社の前に立ち、渋い顔をしている。




