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例えば勇者の模造品  作者: 零月零日
番外編
27/33

第四章 陰謀の果て

予告です。

ある種ネタバレですので、そういうのが苦手な方はこの話は読まない方が良いです。

「がはっ!」

 ナインは倒れ、そこに追い打ちを駆けるように青年はその腹に蹴りを入れる。

 ナインのHPが消え、その蹴りはナインを直撃している。

「所詮君は模造品でしかないのだよ!」


「はん! 巫山戯てんのかてめー」

 『不可視力』は黒ずくめを睨みつける。

「黙れ『失敗作品』。出来損ないに止められるとでも?」

 『不可視力』は何も言わなかった。代わりに。

「俺達は『失敗作品』だが、出来損ないではない」

 『幻想卸し』が不敵な笑みを浮かべて答えた。


「ミラ・ルーナ君。君はこちら側にいるべき人間だ。その模造品から離れなさい」

「悪いけど、あたしは誰の意見も受付ないの。自分の行動は自分の意志でやるわ」

「……ルーナ、逃げろ。こいつは………」

「大丈夫。あたしが守られてばっかりなのは癪。それとも、天才魔法少女じゃあんたを守れないって言うつもり?」

 瞬間、複雑怪奇な魔法陣が出現した。

「あたしはこれでも怒ってるの。大切な友達を傷つけられてね」


「バカな! 何故効かない!」

 魔力の螺旋が粉々に砕け散った。

「無駄よ。私達には、ありとあらゆる攻撃は効かない」

「僕たちは『最大最低』だから、誰にも勝てないけど負けない」

 ラギとナギはにっこりと笑った。


「ミーナ。殲滅だ」

「…………解った」

 No.スリー、ミーナは鎌を持ち、某国への侵攻を始める。


「……ジョーズ?」

「奪われたのなら、奪い返せば良い。壊れたなら、直せば良い。ただし、欠けた物はもう戻らない」

 人喰いジョーズの亡霊は、鎌を創り出し、そこに立ちふさがった。

「さっさと行け、ナイン。お前はまだやるべき事が有るだろう?」


「銃撃!? これは、侵略か!」

「さすがは黒嶺学園の副会長だ。その自動防御は厄介だな。だが、傷つき悶える仲間を守りながら、いつまで戦えるかな?」

 軍服に身を包んだ男達が、黒嶺学園の生徒を取り囲む。

 倉崎リオは一歩も引く事は無い。


「何よコレ……」

 朝井愛葉は目の前の惨状に驚いていた。

 血肉が舞い、硝煙と錆びた鉄の匂いが鼻にこびりつく。

 そして、日本上空を飛ぶステルスミサイルを彼女は感知していた。

 

 そして、一人の少年がその日、消えた。


すみません、しばらく更新出来ないと思います。

賞に応募する小説を執筆するためです。

合間を縫って更新するかもしれませんが、多分しないと思います。

四月くらいまでお休みかもです。

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