戦神と美神
ぎりしゃ
1人の男が叫びをあげる。
「その手があったかあ!」
アクスは、
戦神と言われた、金メダリストは叫んだ。
自分の、想像力の無さに
行動力のなさに
「何の話だい?」
その叫びに美神は
アイゼルは、反応した。
そのまま真剣にアクスは言う
「アイゼル。
あの天使長に堕天使は
"そのまま"地球に
人界に来やがった」
「あの、ばかばかしいまでの巨大さか……
"美"担当としては、意義をとなえずにはいられない。
視界に入らない美もあると思うが
それが人体であっては、
理解とは、ほど遠かろう」
向かい合う二人。
しかし、アクスの目にアイゼルは映ってるように思えなかった。
「そうだ。
でかさは愛だ。
愛はつよさだ」
「うん、アクス。
話をきいておくれ?」
「俺は、マーズ(火星)と言わてる!」
「何の話だい?!」
「俺も、俺のまま地球に来るぞぉー!」
決意した、アクスは拳を突き上げた。
「ねぇ、聞いて、お願いだから
これ以上、天体単位の来訪者はみんな困ると思うよ」
「こころきゅんには、男の力強さ
逞しさが必要なんだ。
女だけで、良いわけないだろう」
「そこは同意見だが。聞いて、ねぇお願い」
「愛は、大きければ大きいほど良い
そうだろう?」
「僕の話を聞いてないようで
こっちに話をふらないで」
「美担当だと、いって、愛を忘れたか……かなしいなぁ、アイゼル」
その発言が、一人の神の逆鱗に触れた。
「良く言った。その喧嘩買おう。
僕も、"美"ビーナスとして金星を与えられている。
地球に、この姿で来訪しようじゃないか!」
こうして
地球を、大気を
抱く神がまた、2柱増えたのだった。
ビーナス(金星)と、明けの明星は同じ星です
が
別々の神様として来訪しています。




