クリスマス準備~ミエルのばあい~
VTuber事務所
Yes, oh yes, I'm 神ing
天使長系VTuber
ミエルは
世俗に騙されていた。
『今夜の配信も作業配信です。
なにやら、クリスマスには
手編み
の、マフラーを愛する方に贈るのが清楚で良いんだとか
私も、編もうと思います。
と、して始めたのが
今月2日。
ゆっくりと、愛をこめて編んでいきます』
名無し:さっきから指しか動かないんだが
名無し:さすが天使長微動だにしないな
名無し:何の配信なのこれ?
名無し:説明嫁
名無し:ぱちぱちと暖炉の音が味だよなぁ
名無し:ロッキングチェアと暖炉
名無し:ひざ掛けしているのかに清楚を感じる
名無し:なんで、こんなほぼ動かない作業にこんなに人がいるんだw
名無し:にわかか?
名無し:天使長さまは、コメント見ているぞ
名無し:は? 視線が完全に編み物にしかいってないんだが?
名無し:天使長がコメント読むのに視線が必要とか、にわか乙。
名無し:にわかさん。乙。ゆっくりしていってね
名無し:天使長。新規の人ですよ。手をふってー
そのコメントに反応して
視線を外さずに、手をふる
ミエル。
名無し:鳥肌たった。
名無し:なんなん……これ
名無し:天使長さまだよ。
名無し:説明を嫁。
名無し:天使長さまだからなぁ
名無し:姿勢が綺麗
名無し:微動だにしない姿勢も人っぽくない
名無し:うむ、まさに天使。
こうして、毎日
ミエルは、マフラーを編んでいくのだった。
『いや、ミエル。
どんだけ編むつもりさ』
そう、ルーファが割り込んで問うと
『もちろん、こころきゅんに見合う大きさ
赤道距離で同じですね』
『……世界中の羊を絶滅させても羊毛が足りないと思うよ。
人間サイズにしようよ』
『それだと……もう終わってしまう。
私の愛が』
『セーターとか靴下とか
なんなら、おそろいにして自分のも編めば?』
その提案に
『先輩はやはり天才だった
天才だった!!』
名無し:ルーファ先輩天才
名無し:天才!
名無し:じーにあす!!
『……これで褒められるの嫌だなぁ』
クリスマスに意中の相手にプレゼントするための
準備配信なのに
ミエルの配信は平和だった。




