酒の神
居るんBOSS
金髪のローマ風の美少年が
事務所にやってきた。
「おや? ぼうや
どこから入ったのか……」
権力の女神であるyu-noが声をかけようとして気が付いた。
「ぶどう酒の神!」
「そうだ。僕こそが
おりゅんぽすの宴会担当
ライオンマスクのディソスくんだっ!」
そう胸を張る不思議な少年に
知恵の女神であるテアナが反応する。
「……10歳くらいの男の子が
ぶどう酒の神様なんですか?
なんて、見た目のコンプライアンスに悪い……」
おもわず、じと目になるほど
見た目の印象が悪いとテアナは思った。
「んぐ、んぐ。
これ、今年のぶどう酒
みんなで、飲んで飲んで」
一升徳利のぶどう酒を飲んでから
その一升徳利を、yu-noに差し出す。
「飲みかけを渡すんじゃない。
って、そんな大きい徳利で飲みながら来たのか?」
「子供が酒を飲むなぁ!
とか、道中うるさいったらありゃしない。
20歳超えていれば良いんだろう?
って、身分証明書を持ってきたから
この国のお酒も堪能してきたさ」
見下ろすyu-noと
見上げるディソス
ほほえましい風景に見える。
「酒くさいのはそのせいか……」
yu-noが呆れるが
「年齢ついてる身分証明書があるんですか……?」
テアナは違う所に食いついた。
「酒のために作った。
僕は混沌の神でもあるからね。
右往左往する人間がたくさんで仕事したなぁ」
そう、がんばったから褒めて褒めてと言うディソスは
見た目通りにかわいらしかった。
「こっち向かないでください、お酒の匂いがすごい!」
テアナには不評であったが。




