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秘密結社系VTuber首領(ドン)ボス登場

 ぴこーん

ぴこーん、ぴこーん。


 赤く光るランプに合わせて電子音が響く。

ここ居るは、悪の秘密結社系VTuber

首領ドンボスである。


 「配下の諸君。

今月も、今週も、今日も

首領ドンボスを見に来る事ご苦労である。

さぁ、今日も正義を駆逐するのだ。


 構成員、たしまくんのお便りです。

正義面している奴より先に

ご年配者に席を譲りました。

バスでの出来事です。


 うむ。よくぞやった構成員たしまよ。

今日もひとつ正義を駆逐したな」



正義を駆逐すると言う理由で

今日も、善行を積んでいる。

悪の秘密結社系VTuberである。




 おまけ……は、むしろ上記で

ここから本編。



  Yes, oh yes, I'm 神ing


所属VTuberのミエルは口を開いた。


「この、首領ドンボスは、称えに行くべきか?」


「やめてあげてね」


答えるように、ルーファが言う。


「正しき事を主は見守っておられる。

彼の信心深さを私は感じるのだ」


「営業妨害にも、ほどがあるよ!

ミエルは天使!

天使長、VTuber!」


「正しさ、善行は報われるべきではないでしょうか?」


「いつにもまして頑固だね?

でも、良いのかい?

彼、男性だよ」


頑固な天使としっているルーファは

説得の切り口を変えた。


「……?

男性に、性別に何の意味が?」


ミエルは気が付いてないようだが


「なんのために、古代から

近所の神々が、処女神なんて分けていると思う?

男性に触れてない乙女こそ

男性のあこがれだからさ」


「こころきゅんは、

彼は、心の狭いお方ではありません!」


推しを過大評価するミエルであったが

その反応はルーファの予想通りでもあった。


「理屈ではそうでも、感情はどうかな?

ボクならともかく、ラアルが先にこころきゅんに触れたら……」


「やめましょう

首領ドンボスは放置します。

いや、彼を誉めるべき天使を呼びましょう」


あっさり諦めたわりに

そう来たか……

と、すぐさま代替案を出せるあたり

さすが天使の上司を長くしているだけはある

と、歓心したルーファであった。

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