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創造チャンネル その3

 配信画面。

こころくんが、ライブ2Dを眺めながら

視聴数が1増えた事に一喜一憂しているころ。


 配信を終了し

他のVTuberを見て

勉強しようとしていたら

それは、起こった。


 画面がまっくろのまま

音声もぷつぷつとしている

同時視聴数1の画面

何か、すごく気になってしまったこころくんは

自分が優しくされたぶん

優しくしようと

その画面……

配信にコメントを打ち込み助けようとした。

 それは、予測通りの配信トラブルだった。





 そして、その配信トラブルは

VTuberであるムオン。

 そして、VTuber事務所である【Deadly Sins heart】

の、思惑通りだった。



(よぉし、つれた♪

 こころきゅん、やっさしー♪)


そう、念話テレパシーを駆使しているムオン。


(おい、これはやりすぎじゃないのか?

 こんな茶番劇、尊い魂のお方にはバレバレなのでは?)


そう心配する魔王であったが


(大丈夫ですよ、魔王様。

こころきゅんの夢にお邪魔しましたが

こころきゅんは誰かの役に立ちたい

優しくされた以上の事を誰かに優しくしたいって欲望にあふれていましたから)


(夢にお邪魔って!

そんな危険な事をしたのか!!)


魔王の心配をよそに

ムオンは確信していた。


(だから、大丈夫ですって

どんだけ魂が素晴らしくても

彼自身は人

人の範疇である今なら夢に入り込むのも

そこからちょーとこっちを好きになってもらうのも平気ですって)


そう、配信上でコメント……こころきゅんに相談しつつ

念話テレパシーで話すと言うマルチタスクを駆使するムオンであったが……

表情や、テンションと裏腹に

内心は焦りまくっていた。


 だからこそ、やばい。

なんで、こんなに素晴らしい魂が人間と言う分類で落ち着いてられるのかと

配信を通して、初めて偉大さを感じる魂なぞ

聞いた事も見た事もない

何か、虎の尾を踏みそうで

上司……魔王にも相談できないムオンであった。




 おまけ

こうして、配信救助のお礼として

認識疎外をしてまで

こころきゅんと同数

同ランクのVTuberを演じていたムオンだったが

お礼

一緒に歌ってみたのコラボ配信

に、よりその距離を確実に縮めていた。


「と、言う事で

これからは稼ぎに行きます」


ムオンの言葉に

魔王はうなずく


「うむ。

ここまで、親密になったのなら問題なかろう

夢に入って誘惑するのだな?」


と、魔王は直接のこころきゅんの誘惑に踏み切ると思ったのだ


「はい、ファンサービスします」


が、ムオンの返答はファンサービス

こころきゅんではない、視聴者へのサービスだった。


「こころきゅんではないのか?」


不思議がる魔王である


「魔王さまもおっしゃっていじゃないですか?

バレバレな茶番だって

これからは、ゆっくりと愛していきますよ

にしし」


いたずらっ子風にあざとく笑うムオンであったが……

2回のコラボで思い知ってしまった

あれは無理、大丈夫とわかっていても

もう"無許可で"夢にお邪魔するなんて怖い事出来ないと。

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