大神
再び
居るんBOSS
「それで、私はノートパソコンなんて持っていたのか!」
メテルは、カバンも持たずに行ったはずなのに
大荷物を持って帰還した事に納得した。
「それで、コラボできたんだし良いじゃない」
そういう、大神……雷の神ゆぴたんであるが
「何が、良いじゃない
だよ。
ちゃっかり自分の有能さをアピールしているんだから
そういう所まっっっったく、かわらないね」
妻でもあるyu-noの言葉に
テアナが驚く
「あれ、お父さまに言わされていたんですか?!」
「まぁ、それくらいは、このこはやるだろうね」
やれやれと言わずにも伝わるティアスの言葉にゆぴたんは続ける。
「チャンスを生かしてあげたんだから
それくらい良いでしょう?」
まぁ、結果的にはたしかに
と、ごまされそうになったテアナであったが……
「チャンスね……
昔から、用意周到だと
何か、たくらんでいるからね、弟は」
ティアスの言葉に
ゆぴたんが、ものすごく悪い事を考えているぞと表情を変える。
「当然じゃ」
そう、誰もが知っている
大神の姿に変化して、話をつづげる。
「あらゆる、文化、民族と子をなし
世界を統べる、野望。
わしは捨てとりゃせんぞ」
その言葉に目を見開いたのはyu-noだ
「あなた!」
「尊い魂……文化や神性との子はいたが
魂
そのものの化身との子はまだじゃった。
この4000年も見られなかった好機を無駄にしないためにも
わし……ではなく
どの身内でも良い
必ずや、子をなし
さらにわしらの世界統一を進めるのじゃ!」
後ろで雷がなる壮大な威厳の中
この大神はまさに
世界最高峰の大神だと家族全員が再認識した。
おまけ
「つまり、こころきゅんと子を作って欲しいのですね」
そう、嬉しそうに言うテアナに
yu-no、メテル、ティアスは渋い顔をした。
「うむ、わしはそう言ったぞ」
うなづく大神に
我が意を得たり
と、大きくうなづいたテアナを
yu-noが羽交い絞めにした。
「なにを、するんですか?!
お母さま
私は、これからこころきゅんの寝室に忍び込んで
めっちゃ雰囲気のある
ロマンスで朝を迎えるんです!」
「やっぱり、そう考えてたか!
昼間に一度だけあった女の子が
深夜に寝室にいたら怖いわ!」
「そ、そうじゃぞ
いくらなんでも、まだ数段は段階を踏んで……」
おもわず、夫婦で娘を落ち着かせようとする。
「お父様にだけは言われたくないです!
深夜に忍び込んで
翌朝には、愛の結晶が出来て
良かったね♪
は、お父さまが飽きるほどした功績じゃないですか!」
そう大興奮の娘に
父として……男として
大神は言う
「女の子から、せまられたくない……」
「なんですか、それは!
自分の趣味で娘のチャンスを奪うなー!」
じたばたする娘に
羽交い絞めしているyu-noも言う
「せっかくの好感度を捨てるような事するな
たのむからわかってくれ
いくら美少女でも
施錠されているであろう室内に行くなりいたら怖いって」
「いーやーでーすー」
まったく、聞き分けの無い娘に大神夫婦はなんども言葉をかけるのであった。
それを見ていた
ティアスとメテル
「こうして、みていると父娘はそっくりなのね」
メテルの言葉にティアスは顔色を悪くする。
「やめなよ。それ。
ボク達も弟と同じような好色って言うようなもんじゃないか」
「私の気持ちがわかりましたか?」
「まだ根に持っていたのか……」
姉妹二人はそうして
親子の問題を見守りつつ談話していた。




