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美神と戦神

ある日。

激震が走った!!


「なぜ、急に引退を!?」

「ファンに何か一言!」

「体調になにか問題が?!」


ヨーロッパから世界へ羽ばたいた。

ギリシャ生まれの超人。

美のアイゼルは唐突に引退した。

モデルでも、俳優でも、音楽でもない

彼がハマったものそれは


「僕は、VTuberになる」


「は? ユーチューバーではなく?」


「ああ、VTuberだ」


そうして、彼は芸能界から去っていった。

多数の人へ疑問を残して……



 そんな彼の一日は


「きゅわ! 今日もこころくんのエンゼルスマイルは世界一だよ

しゅきしゅきだいすき、こころくん」


お手製のうちわを持って

画面の向こうのアバターを一生懸命応援する事から始まる。

そう、彼がのちに

美の女神ヴイーズの中の人になる。

と、言うか本人のアイゼルなのだ。

あろうことか、あらゆる現世を捨てて

「約束通り、何時も味方でいるよ」

の、太古の約束を果たしていた。



「お前のは、味方じゃなくてエロスだ、エロス」


筋骨隆々の男が推し活をしている青年。

アイゼルに言う。


「あー、また言った。

そういうあんたは、こころくんの味方として何をするき?

戦神さま」


純愛をエロス呼ばわりされたアイゼルは不機嫌と反応する。


「戦うわけにもいかんしなぁ……アンチファンを攻撃」


「やめなさいよ」


物騒なもの言いに、アイゼルは反論した。


「しない……俺もVTuberか? これは」


「そうしなさいな、スポーツなんてするよりずっと楽しいよ」


格闘技から、スポーツ

いくつもの金メダルを持つこの男、戦神のアクスも

これから数日後にVTuberになる。


「貸だよ」


ご機嫌に言うアイゼルと裏腹に


「わあーってる」


アクスは、答えた・


(アイゼルがアバターデザインを全部作った)

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