さっきゅばす系VTuber
地界
VTuber事務所Deadly Sins heart
この一室で、一人の大男が
パソコンに向かって文句を言っていた。
「ああ! また、BANされた」
「だからー、魔王様。
あーしを、そのままアバターにするのは諦めましょうよ」
さっきゅばすさん20歳は
パソコンに向かい続けている魔王を引いて見ていた。
「ええい、この色香が出せないなら
なんのためにお前を呼んだのかわからん!」
頭をかきながら
いらつきを抑えられぬと言わんばかりに
その声は大きかった。
「魔王様、色香を出したかったんですね?
それなら、早く言ってくださいよぉ」
そういって、パソコンの前
魔王のすぐ近くに来る。
「はぁ~い。
ちょっと、どいてくださいね」
そういって、魔王を席からどけて
パソコンに絵を
イラストを
アバターを作っていく。
「こういうのは、露出が多ければえっちなわけじゃないんですよ」
そうして、画面に現れたのは
「白いワンピースに黒いチョーカー?」
「はい♪
ただの白じゃありませんよ。
これ、透けるんです。
ちゃんと胴体の部分は分厚くしてありますから透けないですよ。
そして、腰をこれでもかとしぼって
ぼん・きゅっ・ぼんを表現
手足は光沢によってすけ感を出しつつ
首だけはチョーカーで見えない
首だけ?
と、思いましたね。
この見えない部分にフェチズムがあるんですよ?
魔王さまみたいに
見えた、触った。
はい、えっち!
みたいな、
思春期の妄想みたいなものを、出すだけじゃないんです。
若いといっても、あーしは専門家なので
まかせてください」
自信満々に答える、
ムオン(夢音)は
こうして、VTuber界に打って出た。
「こんばんは~(はーと)
ドリームセラピストVTuberの
ムオンでぇーす。
これから、よろしくね」
白いワンピースに白衣の
ドクター
と言う
こころ専門家が、現れたのだ。




