設定その9
■拠点の全景図と訓練場からみた視点
まだまだ建物はほとんどありませんが、中央には中央館。
南には巨大な水が噴出しているオブジェが完成。
ついでにその巨大オブジェから出た水が、拠点内に張り巡らされた小さな水路を伝って下水道へと流れていき、最終的にはその水が堀へと流れるようになっている。
この拠点のあった場所は元々森の外周部で、そこを切り開いて整地してある。なので植物はそこまで生い茂っていないが、夏場なので生命力の強い雑草などが、そこかしこに生えている。
■称号について
称号自体の設定は初期からありましたが、具体的にストーリーで出てくるのは大分後になってしまいました。
ここで改めて称号についての解説をしようと思います。
称号というのは、高度な鑑定にかければ調べることが可能なので、一般的にどんなものであるのかは、なんとなく知られています。
特に冒険者でそれなりのランクになれば、何かしら称号は得られるようになるので、一般の人より認知度は高いです。
しかし中には取得していない称号を名乗る、「自称称号持ち」というのもいたりして、そういった者が語る間違った知識が伝わっていることもあります。
称号を取得するには幾つかの条件があり、取得したからといって必ずしも自覚症状が出る訳でもないです。
中にはアイテムを使用することで得られる称号や、日々の生活の中で得られるような称号なんかもあります。
・異界の来訪者
密かに最初から主人公達が持っていた称号。基本経験値、職業経験値、スキル熟練度の獲得にプラス補正が入る。
この世界の基準で言うと、一万人に一人位は才能があると言われ、成長が早い者が存在するが、そういった人たちと比べてもこちらの称号持ちの方が成長が早い。
また成長が早くなる以外の効果も存在しているが、それは北条の"解析"スキルでも解析しきれていない。
〇~バスター系称号
同種の相手を倒しまくっていると取得できる称号。
効果としては、その種族相手に攻撃力の増加と威圧感のようなものを与えることができるようになる。
種族としては、ゴブリン、オーク、オーガ、ドラゴン、ジャイアント……などなど、多数存在していて、アニマルバスターとウルフバスターなど、対象が被るようなものも存在する。その場合、効果は重複する。
ヒューマンバスターという、人間種族(人族、エルフ族、獣人族など)称号も存在しているが、意外と取得している者は少ない。
というのもバスター系称号は対象種族の絶対数によって、取得するのに必要な討伐数が異なるため。
ドラゴンなどは数が少ないので、何千頭と倒さなくてもバスター称号は得られるが、人間なら数万人規模で倒さないと手に入らない。
なおバスター系を取得した後に、更に対象種族を倒し続けると~キラー、~スレイヤーと変化していく。
〇スキル系称号
スキルを習得した数によって得られる称号。
種類が幾つか分類されており、その種類ごとに称号が別に存在している。
※以下の設定は現時点でのもので、今後調整が入るかもしれません。
・戦闘を知る者
条件:戦闘系統のスキルを6個取得する。
効果:取得している戦闘系スキル全ての効果にプラス補正。戦闘系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・バトルマスター
条件:戦闘系統のスキルを10個取得する。
効果:戦闘を知る者の上位版。戦闘を知る者より効果が高い。
・戦闘スキルの伝道者
条件:戦闘系統のスキルを14個取得する。
効果:バトルマスターの上位版。バトルマスターより効果が高くなる上、他人に戦闘スキルを教える際に相手の成長が早まる。
・魔法を知る者
条件:魔法系統のスキルを4個取得する。
効果:取得している魔法系スキル全ての効果にプラス補正。魔法系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・マジックマスター
条件:魔法系統のスキルを8個取得する。
効果:魔法を知る者の上位版。魔法を知る者より効果が高い。
・魔法スキルの伝道者
条件:魔法系統のスキルを12個取得する。
効果:マジックマスターの上位版。マジックマスターより効果が高くなる上、他人に魔法スキルを教える際に相手の成長が早まる。
・闘技の使い手
条件:闘技系統のスキルを8個取得する。
効果:取得している闘技系スキル全ての効果にプラス補正。闘技系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・テクニカルマスター
条件:闘技系統のスキルを16個取得する。
効果:闘技の使い手の上位版。闘技の使い手より効果が高い。
・闘技スキルの伝道者
条件:闘技系統のスキルを24個取得する。
効果:テクニカルマスターの上位版。テクニカルマスターより効果が高くなる上、他人に闘技スキルを教える際に相手の成長が早まる。
・知識を求める者
条件:知識・鑑定系統のスキルを4個取得する。
効果:取得している知識・鑑定系スキル全ての効果にプラス補正。知識・鑑定系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・インフォメーションマスター
条件:知識・鑑定系統のスキルを8個取得する。
効果:知識を求める者の上位版。知識を求める者より効果が高い。
・知識・鑑定スキルの伝道者
条件:知識・鑑定系統のスキルを16個取得する。
効果:インフォメーションマスターの上位版。インフォメーションマスターより効果が高くなる上、他人に知識・鑑定スキルを教える際に相手の成長が早まる。
・耐える者
条件:耐性系統のスキルを6個取得する。
効果:取得している耐性系スキル全ての効果にプラス補正。耐性系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・レジストマスター
条件:耐性系統のスキルを10個取得する。
効果:耐える者の上位版。耐える者より効果が高い。
・耐性スキルの伝道者
条件:耐性系統のスキルを15個取得する。
効果:レジストマスターの上位版。レジストマスターより効果が高くなる上、称号取得者が指導相手に耐性を上げる行為を行った場合、相手の耐性スキルの熟練度獲得にプラス補正が入る。
ただし、称号取得者の覚えていない耐性スキルでは、指導効果は乗らない。
・特殊なる者
条件:特殊系統のスキルを8個取得する。
効果:取得している特殊系スキル全ての効果にプラス補正。特殊系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・スペシャルマスター
条件:特殊系統のスキルを14個取得する。
効果:特殊なる者の上位版。特殊なる者より効果が高い。
・特殊スキルの求道者
条件:特殊系統のスキルを22個取得する。
効果:スペシャルマスターの上位版。スペシャルマスターより効果が高くなる上、特殊スキルのスキル経験値取得にプラス補正がかかる。特殊スキルだけ伝道者ではないので、指導効果はない。
・物づくりを知る者
条件:生産系統のスキルを6個取得する。
効果:取得している生産系スキル全ての効果にプラス補正。生産系スキルレベルの平均が3、6、9と3の倍数を越えるたびに、強化倍率も上がっていく。
・クラフトマスター
条件:生産系統のスキルを10個取得する。
効果:物づくりを知る者の上位版。物づくりを知る者より効果が高い。
・生産スキルの伝道者
条件:生産系統のスキルを15個取得する。
効果:クラフトマスターの上位版。クラフトマスターより効果が高くなる上、他人に生産スキルを教える際に相手の成長が早まる。
・異能者
条件:特殊能力系スキルを4個取得する。
効果:特殊能力系スキルの効果が上昇する。更に魂の器を拡大し、特殊能力系スキルを使用した時の消耗を軽減する。
・異能を束ねし者
条件:特殊能力系スキルを8個取得する。
効果:異能者の上位版。効果もそのまま強化される形。
・異能を導きし者
条件:特殊能力系スキルを12個取得する。
効果:異能を束ねし者の上位版。効果もそのまま強化される形。更に他者に特殊能力系スキルを導くことができる。これは教えるというよりは導くという言葉が近く、相手の適性によって導くことができないことの方が多い。
・スキルマニア
条件:スキルを50個取得する。
効果:所有しているスキル全ての効果が僅かに上昇する。
・スキルコレクター
条件:スキルを80個取得する。
効果:所有しているスキル全ての効果が上昇する。
・スキルマスター
条件:スキルを120個取得する。
効果:所有しているスキル全ての効果が大きく上昇する。
・レアスキルコレクター
条件:レアスキルを5個取得する。
効果:取得しているレアスキルの効果にプラス補正。
・ユニークスキルコレクター
条件:ユニークスキルを3個取得する。
効果:取得しているユニークスキルの効果にプラス補正。
〇その他
・ノブレス・オブリージュ
責任ある立場のものが、その立場にふさわしく称号名通りの言動を続けていると獲得することがある。
貴族の義務。弱者を守るために行動している間は運以外のステータスが微上昇し、疲労軽減の効果もある。
・闇に魅入られし者
業の深いものが、更に何かしらのきっかけをもって得ることのある称号。
良心というものが更に希薄になり、道徳心が失われる。
さらに闇属性の耐性が多少得られる。
・女泣かせ or 男泣かせ
それぞれ、異性相手に性交渉した人数によって取得できる。
効果としては、異性からの好感度の上昇。
取得するための人数は、相手との関係性によって変わって来る。
相手に好かれてる場合はポイントが高く、商売女や強姦などの場合はポイントが低い。
何にせよ一定ポイントに達すれば取得できる。
・大酒飲み
大量の酒を飲んできた者に与えられる。
効果はアルコールに対して強くなる。これはアルコール耐性とは別で、あちらは酔わなくなる系統の耐性だが、こちらは二日酔いや、飲み過ぎて気持ち悪くなることを防ぐ効果がある。
・称号コレクター
称号を全部で5つ取得したら自動的にもらえる称号。以後、数に応じて上位の称号が増えていく。その際に、この称号は新しい上のランクの称号に上書きされる。この称号自体は、称号取得数のカウントには含まれない。
効果はHPとMPの上昇。つまり最大HPと最大MPが上がる。
・称号マニア
称号コレクターの上位称号。
全部で称号を10個取得したら自動的に取得。効果は称号コレクターの強化版。
・称号マスター
称号マニアの上位称号。
全部で称号を15個取得したら自動的に取得。効果は称号マニアの強化版。
・頑健なる者 Ⅰ ~ Ⅹ
主に前衛が獲得することになる称号で、今までにくらったHPの総ダメージ量に応じて10段階に分かれている。
効果はHP上昇。
・深きマナの器 Ⅰ ~ Ⅹ
頑健なる者のMP版。こちらはMPの消費量に応じて獲得できる。
・多芸者
転職をしてそれぞれ異なる職業10種に就くと得られる称号。
一度転職すると職業レベル5になるまで再転職はできないので、この称号を持つ者は少ない。
効果は職業経験値の取得に+補正がかかる。
・アンデッドクリエイター
主に死霊魔法を用いて多数のアンデッドを生み出した者に与えられる称号。
効果はアンデッドを生み出す際にプラス補正がかかって成功しやすくなる。
ちょっとした行動で得られる称号もあるので、実際はもっと色々と多岐にわたって称号は存在します。
しょうもないことでも、つきつめて追求していくことで、称号をもらえるような感じですかね。
さて、第十章は事後処理編という感じで、ここで終わりとなります。
悪魔編が終わって、次の展開に向けての準備の章といった感じかな?
皆様からの応援、とても励みになっております。
次の章では、久しぶりにダンジョンの攻略がメインになっていきます。
引き続き頑張っていこうと思っているので、これからもよろしくお願い致します。