設定その7
■拠点予定地
FlowScapeというソフトで拠点予定地のイメージを作ってみました。
あくまでイメージなので、縮尺は違うし遠景の画像もいいのがなかったのでとりあえず一番近いものにしてます。
全景図の左側にある木々は、順調に育っている魔林檎で、西門のすぐそばにあるのが、異邦人たちがいつも訓練している場所です。
もう一方の画像はその訓練場から見たイメージです。
実際には木製の椅子や机ではなく、表面がつるりと加工した石製になってます。
拠点の発展段階に応じて、あと2段階画像が用意してあるので、本編がその段階まで進んだらまた貼る予定です。
■魔物
・マイナーワーム Fランク
属性:火=弱点1 土=耐性2
全長1m70cmほどで、直径が数十cmの巨大なミミズ。
先端部分の口からは酸を吐き出し、土魔法も使用してくる。ただし、土魔法の使用頻度は稀。
また地面に潜って近寄ってくるので、対処方法かある程度のレベル差がないと、Fランクとしては強敵の部類に入る。
外皮は赤みを帯びた茶色。
スキル:噛みつき 酸攻撃 土魔法 土耐性 体力強化 大地潜行
DROP:小魔石
コモン:マイナーワームの肉 ワームマニュア(肥料の土みたいな感じのもの)
アンコモン:マイナーワームの牙
・マインモール Fランク
属性:土=耐性1 雷=弱点1
二足歩行するもぐらの魔物。
手にはつるはしを持ち、頭にはグレーの鉱山帽を被っている。(ダンジョン産の場合)
身長は140cm程と小柄だが、手に持ったつるはしによる攻撃は侮れない。
また、団体で行動していることが多いので厄介。
スキル:力溜め 噛みつき クラッシュ 連携 筋力強化
DROP:小魔石
コモン:マインモールの肉、銅鉱石 鉄鉱石
アンコモン:マインモールの髭、銀鉱石
レア:マインモールヘルム(要するに鉱山帽)、ベルムホルト鉱石
・ジャイアントセンチピード Fランク
属性:火=弱点1 土=耐性1
全長2m50cmほどの大きなムカデ。
固い甲殻と毒の牙を持つ。足が何本生えているか数えた人はいない。
また尾の先もとがっていて攻撃に使用してくる。
スキルではないが、体当たり攻撃も厄介。
スキル:毒牙 噛みつき 硬皮 尾攻撃 土耐性 HP自然回復強化
DROP:小魔石
コモン:ジャイアントセンチピードの肉 ジャイアントセンチピードの甲殻
アンコモン:ジャイアントセンチピードの牙 ジャイアントセンチピードの尾針
・ロックボール Fランク
属性:土=耐性3
普段は見た目をただの岩のように擬態している。
ダンジョン外だと積極的に襲って来ることはない。
擬態時はそこらの岩っぽく見えるが、戦闘態勢になると丸まって転がって体当たり攻撃をしてくる。
また、自身の一部をにゅっと出して弾として撃ち出してくる。
ただ、あまり使いすぎると自分の体積がどんどん減っていくので、無理はしない。
あと、石でできてるので硬い。
剣などの武器よりはメイスなどの武器の方が向いている。
表面の一か所には口、兼肛門の器官が存在し、その入り口付近には尖った円錐状の牙が無数に生えている。
スキル:石弾射出 回転 環境擬態 土耐性
DROP:小魔石
コモン:ロックボールのかけら
アンコモン:ロックボールの石牙
レア:ロックボール結晶
・マインスモッグ Eランク
属性:火=弱点1 風=弱点1
フィールドでは主に鉱山や洞窟などに現れるガス状の魔物。
単純な物理攻撃は効果がなく、基本的に魔法などで攻撃しないといけない。
だが、武器に属性を纏わせた状態で攻撃すればダメージを与えることはできる。特に弱点属性の火と風は効果的。
スライムとは違い、物質的な核も存在しないので、フィールドに現れたマインスモッグを倒しても魔石やドロップは得られない。
ただし、特殊な方法で倒すことによってアイテムを入手することは可能。
その体を構成するガスは毒性が強いので、まとわりつかれるだけで徐々にHPを奪われていく。
スキル:毒魔法 増魔 魔力強化 精神強化 魔力操作 気配遮断 生命感知 毒免疫
DROP:小魔石
レア:小魂石
・ストーンイーター Eランク
属性:水=弱点1 土=耐性2
全長2mほどのマイナーワームより一回り大きい程度の巨大ミミズ。
マイナーワームの進化系で、同じく地中に潜る能力を持つ。
その名前の通り、フィールドでは石をメインに食べてより上位の個体へと進化していく。
食べた石をもとに自身の体を強化させているので、外皮の硬さには個体差がある。
相変わらず土魔法は使えるのだが、それほど使用はしてこない。
(MPがそんなに余裕ない)
外皮はごつごつとした鼠色。
スキル:噛みつき 酸攻撃 土魔法 土耐性 体力強化 大地潜行 石の皮膚
DROP:小魔石
コモン:ストーンイーターの外皮
アンコモン:ストーンイーターの牙
レア:グラヴィティストーン
・ストーンニードル Eランク
属性:土=耐性2 水=弱点1
体長70cmほどのハリネズミでアースヘッジホッグの上位種。
背中に生えた針の強度と威力も増していて、防御力も向上している。
低レベルの戦士が剣や槍などで攻撃してもダメージを与えにくく、効果的なのは打撃系の武器になる。
スキル:針攻撃 針射出 噛みつき 土耐性 体力強化 石の皮膚 スプラッシュニードル
DROP:小魔石
コモン:ストーンニードルの肉 ストーンニードルの牙
アンコモン:ストーンニードルの皮
・キラーモール Eランク
属性:土=耐性1
マインモールが進化した魔物だが、背丈には変化がなく体毛が黄色っぽくなったのが一番の違い。
同種のキラーモールだけでなく、マインモールとも連携を組んで一緒に行動することがある。
相変わらず単独で行動することは少ない。
力溜めとクリティカル率上昇が重なると、同じEランクの冒険者でも危険な事態に陥ることがあるので恐れられている。
こちらもマインモール同様にヘルメットをかぶっているが、似ているけど別種のヘルメットで、性能としてはキラーモールのほうが高い。
丸みを帯びた形状のマインモールヘルムに比べると、キラーモールヘルムは角ばった作り。
スキル:力溜め 噛みつき クラッシュ 連携 筋力強化 剛力 クリティカル率上昇
DROP:小魔石
コモン:キラーモールの肉、鉄鉱石
アンコモン:キラーモールの髭、銀鉱石
レア:キラーモールヘルム、金鉱石
・ポイズンシェロブ Eランク
属性:火=弱点1
体高1m40cm。全長2m近い巨大な蜘蛛の魔物。
名前の通り毒を持った爪が厄介で、直に皮膚に爪攻撃をくらったら高確率で「状態異常:毒」になる。
体には紫と黒の縞模様がある。
スキル:噛みつき 粘糸 硬糸 操糸 毒爪 体力強化 硬皮 毒耐性 火耐性
DROP:小魔石
コモン:ポイズンシェロブの脚 ポイズンシェロブの糸
アンコモン:ポイズンシェロブの卵 ポイズンシェロブの甲殻
レア:ゼラゴダスクロール
・ニードルドラゴンフライ Eランク
属性:火=弱点1
全長1.2mほどの大きさのトンボ。
尾の先から蜂のような大きな針を出して攻撃してくる。
鳥とは違い、真っすぐ飛んでこずに空中で器用に動き回るので、遠距離攻撃手段がないと面倒な相手。
耐久度はそれほどでもないが、大抵数匹一緒にでてくる上、錯乱羽音によって混乱の状態異常をもらうと一気に形勢が塗り替わる可能性がある。
スキル:敏捷強化 平衡感覚 風耐性 混乱耐性 飛翔 針攻撃
錯乱羽音
DROP:小魔石
コモン:ニードルドラゴンフライの羽
アンコモン:ニードルドラゴンフライの尾針 ニードルドラゴンフライの触角
・ブレマンティス Eランク
属性:火=弱点1
体長1m80cmと人間並みの大きさのカマキリ。
前脚の鎌のような部分の切れ味はなかなかのもので、鎧を着ていない低レベルの人間ならスパッと切断されてしまう。
これは同ランクの魔物と比べても稀なほうで、攻撃に特化したタイプの魔物であり、防御や素早さは攻撃と比べるとそこまででもない。
スキル:鎌術:初級 噛みつき 筋力強化 体力強化 リープカット 鎌突 消化 スタン耐性 土耐性
DROP:小魔石
コモン:ブレマンティスの脚肉
アンコモン:ブレマンティスの脚鎌
レア:ブレマンティスの卵鞘
・シクレタルカメレオン Eランク
属性:なし
素の状態では緑と紫の縞模様をしている、全長1mほどのカメレオン。
木の上などに潜み、通りがかる獲物にまず麻痺毒の唾液を垂らし、動きが止まったところで酸攻撃を使ってくるのが定石。
基本隠密系の魔物なので直接戦闘力は高くはないが、意外と器用に舌を動かして対応してくる。
戦闘中であっても慣れていないと姿を見失いやすい。
それは環境擬態などのスキル効果もあるのだが、元々の魔物特性として体表が周囲の環境に応じて変化するので余計見つけにくい。
死ぬと体表は元の縞模様に戻るが、ダンジョンの場合その前に光の粒子となって消えることだろう。
スキル:舌攻撃 器用強化 麻痺毒 酸攻撃 酸耐性 水耐性 体重軽減 潜伏 環境擬態
DROP:小魔石
コモン:シクレタルカメレオンの舌 シクレタルカメレオンの肉
アンコモン:シクレタルカメレオンの皮
・ポイズンフロッグ Eランク
属性:水耐性=1 毒耐性=1
大きさはジャイアントフロッグとそう変わらないが、背中の部分が紫色をしていていかにも毒々しい見た目をしている。
ジャイアントフロッグと同様の攻撃に加え、毒液を吐き出したり体の表面から毒を排出したりして体表面をぬるぬるとした毒で覆う。
そのため、素手で殴るのは賢明ではないし、打撃武器などで下手に叩くと毒汁が周囲に飛び散る。
スキル:舌攻撃 カエル飛び 体力強化 毒攻撃 毒耐性 格闘術:初級 舌寄せ
DROP:小魔石
コモン:ポイズンフロッグの肉 ポイズンフロッグの舌
アンコモン:ポイズンフロッグの毒液
これにて第七章は終わりです。
いやー、ついに奴が動き出しましたね。
実はこれまでの第一章~第七章には自分用に仮タイトルがついてたんですが、第八章の仮タイトルは「忍び寄る暗雲編」となっています。
これまで信也達が根本的に抱えていた問題が、ようやく動き出していく感じです。
では引き続きお楽しみ頂けたら幸いです。