表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

1 始まり

 (まさか席替えで隣が学校一の美少女白井さんになってしまうとは••••••。緊張するな。でも、僕みたいな地味な人が話しかけられることもないか)


(あの静かな伊月君と隣の席になるなんて! 前から気になってたのよねー。ん? ゲームしてる!? 伊月君はゲームが好きなのか。実は私もなのよね)


 キーンコーン


 (あっ、授業始まっちゃった。ゲーム急いでしまわないと。って、えーーー!!)


(ふふーん、どう? 私もゲーム好きなのよ!

これで伊月君とゲームをして、親睦を深める作戦よ)


(ちょっ、え? 授業中にゲームはまずいでしょ!? こんな授業中に堂々とする人初めて見たぞ。早くしまって、しまって! でも言えないし••••••。いや、ここは勇気を出すんだ!)


「し••••••」


 (し? これはしましょうってことだわ! 一緒にゲームをしましょうの『し』! それで間違いないわ!)


「いいわよ、一緒にゲームしましょう」

 「? なにを勘違いしてるか分からないけど、ゲームしまった方がいいと思うよ。ほら、授業中だし」


 「••••••••••••」

 「••••••••••••」


 (しましょうの『し』じゃなくて、しまっての『し』なのね。恥ずかしーーー!! 伊月君って結構真面目なのね••••••)


(あっ、しまってくれた! 白井さんは素直な人なんだなー)


二人のちょっと変わった関係の始まり始まり。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ