【漫才】なろうになろう2
二人「はいどーもー! 『ナローになろう』でーす!」
ボケ「知ってる? 交差点でトラックに轢かれたら異世界に転生できてチートもらって無双できるらしいよ?」
ツッコミ「えっ? じゃあ俺も美女に囲まれてハーレム生活できる?」
ボケ「は? お前みたいなブサイクは転生してもブサイクに決まってんだろ。底辺が夢見てんなよ! ボケカス死ね」
ツッコミ「うおおぉい! 待て待て待て! いきなり全否定かよ! 何のためにトラックで転生するんだよ!」
ボケ「いやいや、身の程を知れよ。お前ごときが異世界に転生したって何か変わると思うか?」
ツッコミ「く……俺ツッコミなのにツッコめねぇ……」
ボケ「そうだろう? だから俺らみたいな最下層ブサメンはいつ異世界転生してもいいように今から準備しておかないといけないんだよ!」
ツッコミ「意味わかんねーよ! 何だ来世の準備って! 遺書でも書いとけってことか!?」
ボケ「それはさておき異世界転生の基本は内政チートでガッポガポだ! 俺がすごい発明をするからお前はそれに驚く現地人をやってくれ!」
ツッコミ「準備はどうした? そんで内政チートって何だよ。まあいいや。驚けばいいんだな?」
ボケ「やっぱ定番はオセロだな。これを流行らせて売りまくって大儲けするぜ!」
ツッコミ「すげぇなお前……他人のアイデアをよく恥ずかしげもなく! その結果……特許の概念のない異世界ではすぐ真似された上に国に利権を奪われてしまいました。残念!」
ボケ「真似されやすいアイデアはダメだな。だったらこれも定番、複式簿記でいくぜ!」
ツッコミ「すげぇなお前! そんな知識あるのかよ! これなら真似されないよな! ところで複式簿記ってどんなの?」
ボケ「さ、さあ?」
ツッコミ「お前も知らんのかーい! 残念!」
ボケ「じゃあ肉を両面焼いてやるぜ!」
ツッコミ「ふーん。」
ボケ「驚けやー! お前は! 驚く低脳で野蛮な原始人、じゃなかった現地人をやれえぇーー!」
ツッコミ「どんだけ異世界を下に見てんだよ! やればいいんだろ!」
ボケ「よーし、やっぱり人気なのは甘み! ならばサトウキビを作るぜ!」
ツッコミ「甘いは正義! これはいけるかと思ったら! たちまち村人という名のハイエナに奪われてしまいました! 残念!」
ボケ「サトウキビは甘いが異世界は甘くないってね。」
ツッコミ「別にうまくないからな! うまいのは?」
ボケ「お前のツッコミに決まってんだろ? 相棒!」
二人「人生は細く短く!『ナローになろう』でしたー。」
誰か添削してください……