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「二人はどこへ行ったのであろうな」

「白乙様の住処かと」

「それは何処じゃ」

「申せませぬ。それ以前に、はっきりとは、私にも」

秀衡の問いにゆきのかは静かに笑顔で答えている。

 二人は九郎と白乙がいなくなった後、その場から動かずにいた。九郎のいなくなった場所に代わりにゆきのかが座り、秀衡は変わらず酒を飲んでいた。

「花も、終わりと見ゆる」

秀衡が桜を見上げて言った。

 確かに、既に葉も見えてきている。今年の桜は終わりに近い。

「また、来年咲きましょう」

ゆきのかの掌に桜の花びらが降って来た。それを愛しげに見る。

 始まりがあれば、終わりがある。しかし、花は、時が満ちれば再び咲く。当たり前のようなことが、時に何とも心を震わせるのは、何故なのか。

 と、ゆきのかが何かに気付いて顔を上げた。その目線を秀衡が追う。


池だ。


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