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【メイン】超ショートショート小説たち

超ショートショート「ココアとホタル」No60

作者: なみのり

月がない、濃い藍色な夜。私はとある川辺の喫茶店に来ていた。私は川のすぐ隣にある席に座ってアイスココアを飲んでいた。



川辺を見ると、沢山のホタルが集まって、淡い緑の光を放っている。光に照らされた水面は、吸い込まれてしまいそうなほど不気味に波を抱えていた。ふと、一匹のホタルが私のアイスココアにも寄ってくる。



ストローでアイスココアを一粒、ヒノキの机に分けてあげると、ホタルはそれをゆっくりと味わうように飲んだ。そしてそれを飲んだホタルは、緑色だった光を一瞬、茶色に変えながらどこかに飛んでいった。私はそれにすっかりびっくりしてしまった。


藍色の空気と緑の光を見ながら、考える。きっとホタルの緑は草の色なんだろう。草の色が淡く溶けた草の露を飲んで、緑に輝く。水面を飲んだらみるみるうちに黒や透明になって見えなくなってしまうのだ。


私はアイスココアを口に含む。冷たさで頭がキーンとなった。

お恥ずかしながら文章の仕事を目指しています。先はまだまだまだ遠いですが、一生懸命1歩ずつ頑張りたいと思います。アドバイス等をどしどし下さると助かります。

コメントも一言貰えるだけでモチベーションが凄く上がるので、お暇であればお気軽にお願いします。

60個目の投稿です!

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― 新着の感想 ―
[良い点] ストローのくだりからの感じられる雰囲気がすてきですね。
[一言] 詩のようにきれいな文章ですね。情景が思い浮かぶようです。
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