表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/89

5.ダンジョン攻略を?

なんで俺の分まで……それにメイデらに気づかれたら借金地獄待ったなしだ……。

……確か魔物の素材で良いと言ってたよな。現金は魔物を倒せばついでにストレージに送られるらしいが。


「マスターさんが私に買ってくれた!!」


「よし、さっさと借金返済だ」


「宛はあるのか?」


「適当に魔物狩る」


これが初めての魔物狩りになるのだろう。

でもまぁレアリティの高い魔物の素材の方が高く買い取ってくれるだろうし。こういうことなら古今夢走のレクトに聞いてみるか?


俺はチャットで、ちょっと聞きたいことがあるんだが良いか?と打つ。

帰ってきたのは、答えられる範囲でなら了解。っと帰ってきた。

続けて俺は、魔物狩りしようと思っているんだが、高値で取引されている魔物ってなんだろう?っと打つ。

すぐに帰ってきた。やはり龍からドロップする素材は高いよな。というものだった。俺は、ありがとう。と返す。


「龍を狩ることになったが」


「わかった!!」


「メイデ殿らはどうするんだ?」


ウロボロスが疑問に思い聞いてくる。まぁ確かに大体一緒にいたからな。みんなとは。でも今回は俺達だけで行動しないと俺が危うい。


「バレたら更に借金を背負うことになるんだぞ……」


「龍かぁ……うーん……」


イフはストレージから龍の鱗と思われる大きな赤い鱗を1枚出す。

何処で入手したんだ?


「炎龍の鱗です。これで大丈夫そうな気がしますが……」


「い、いや。俺が払うからイフは気を使わなくてもいいから。ね?」


俺は慌ててしまうように説得する。

何故炎龍の鱗を?一度は同族の炎龍を討伐したことがあるのか?


「で、でも!!……ありがとうございます」


「まぁ、そうだな……龍って言ったって何を討伐しようか」


「結構いろんなところに居ますよ?火山洞窟内部だったり、雲の上だったり。とりあえず探しに行きましょうか?」


「そうだな」


此処で龍化させるのも多大な迷惑をかけることになるし、とりあえず此処から出て広い場所に行こうか。


「長く維持できるようになったんだなその猫人化」


かれこれ10分ぐらい猫人化してるが普通に大丈夫そうだな。


「そうなんですよ!!」


そうして俺達は人気のない広い場所を見つけ、そこで立ち止まる。


「……よし、出来るか?」


「任せてください!!」


イフは炎龍になり、俺を背中に乗せると飛び出した。

かなりゆったりと飛んでいる。景色が見渡せてこれはこれでとてもいいな。


「龍は上級ダンジョンに生息していますし、行ってみますか?」


「ダンジョン……あぁ、なんか宝が眠っているとかいうあの」


レクトらが潜っていたりするあれか。


「どうしよう?本当に行く?私達だけで……」


龍を何匹倒すのが限界だろうか?


「主、後ろ」


ウロボロスが震える声で言う。


「どうした?」


「主!!どうして僕達に内緒で……」


そこにはリベア達の姿があった。


「あ、あれ……えぇ……」


俺は妙に狭い背中を後ずさる。


「みんなで決めたんです!!主から私達にプレゼントを何か貰おうって!!イフだけズルい!!羨ましい!!」


「吾輩も欲しいのでな。そのようなブレスレットが。ふぁっしょん?と言うやつに興味があるからな」


「シルフィも欲しい!!っていうわけでみんなでダンジョン攻略を手伝おう、そしてプレゼントを貰おうって訳なんだー!!」


「私はただ巻き込まれただけだけど……君から貰えるなら貰いたいなって」


え、えぇ……何かしらでずっと見ていたのか?アリファのあの魔法できっと見ていたんだろうな。

まぁ……7人もいれば龍狩りなんてすぐ終わるだろうし、頑張るか。それにやはり一人だけにあげるって言うのも良くないしな。仲間として。


「……よし、わかった。みんなで頑張ろうか」


「やったぁ!!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ