男子生徒ってやつは
今日も学校だ。
としか:次は、体育か。
あおと:着替えないとな。
しゅう:ジャージジャージー。
体育館へ向かう途中、体育を終えた他の学年とすれ違った。
しゅう:そういえば、身体測定でさ、3年の女の先輩が白いシャツ着てて、ブラジャーが透けて見えちゃってた。
としか:マジでっ?何色だった?
しゅう:赤だったような。
あおと:真っ赤?
しゅう:いや、ブラジャー自体は白で、そこに赤い模様があったような。チラッと見ただけだからなー。
あおと:もうアホやろー、そんなの見やがって。
しゅう:見ちゃっただけだっ、オレもびっくりしたもん。
としか:そうか、ブラジャーか。パンツはよく見るけどな。
あおと:あー、パンツはよく見る。
しゅう:あおとはパンツ派か?
あおと:お前、堂々とそういうこと聞くなっ。
しゅう:としかがパンツの話したら食いついたじゃん?
なぜか下着の話で盛り上がる3人。
としか:要は、しゅうはブラ派であおとはパンツ派ってことか。
あおと:じゃあ としかはどっち派?
としか:オレはどっちでもない。
あおと:そんなわけないだろ、どっちかにしろよ。
しゅう:どっちでもない?あっ、そういうことか。としかは、ノーブラノーパン派かっ。
としか:ち、違うわ、バカじゃねーのー?
あおと:そうかー、お前 結構すごいな。
としか:本当に違うからっ、しゅう いらんこと言うなっ。
体育館についた。3人は こっそりと話の続きをしながら授業を受けた。