表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

神様に出会った

彼は、メールを確認した後走り出した。

行く当てもなく、走り出した。


ここで、ふと思うところもあるだろう。

彼には、親族や友人はいないのかと。彼には、親族などいない正確に言うといるのだが、一族経営ともいえる会社で裏切られたのだからいないといっても差し支えないだろう。両親は、彼が15歳の時に他界しすでにいない。


友人はと言うと、小中高大と勉学に勤しみ友達など作っていなかった。

唯一の趣味と言えば、漫画や、ラノベ、アニメなどのオタク趣味くらいだし、その趣味を誰かと共有している分けでもない。たまに、ネットなどで絡む者もいるが、リアルで会ったことないやつに急に行く当てなくなったから泊めてくれと言われても嫌だろう。


そんな彼は、走りながらふと目に留まった神社の境内に入っていった。

なぜ、こんな所にいるのか分からないが行く当てもいし、野宿するにしろ雨風がしのげる場所がいいだろうとでも思ったのだろう。


因みに、彼の財布には数枚のクレジットカードが有ったが、すでに使用できなくなっていた。なぜ使用できなくなった事が分かったかというと妻からのメールに書いてあったからだ。ちなみに、銀行口座は妻が管理していたので当然使えない。

現金は、数万円程度あるがそれでも、ホテルになどに泊まれば数日でなくなってしまうだろう。


取りあえず、神社に来た彼は周りに誰もいないことを確認し叫んだ。

「なんで俺が、こんな目に合わなきゃいけないんだ神がいるなら俺の人生を返せ」と訳の分からない事を叫んでいた。


「何言ってんだ俺、神様とかいるわけないのに・・・は~。」と溜め息を吐いた。

「いますよ」ふと後ろから声を掛けられ後ろを振り向くと、そこにはサンタクロースのような白い髭を生やした、ちっこいおっさんがいた。


「えっ?」と驚いているとちっこいおっさんが話しかけてくる。

「今、あなたの前にいるこの私が神です」と言ってくるちっこいおっさん。

『何言ってんだこいつ』と思っていると、「今、何言ってんだこいつと思いましたね」と言われ驚いた。


「今驚いてますね」

「そりゃ、急に神様ですとか言われて心の中を読まれたら驚きますよ」

「そりゃ、そうですね」と言って笑う神様。


「で、なんで私が出てきたかと言いますと、あなたの声が私に届いたからです。」

「本当ですか!っと言うことは私の願いをかなえてくれると」

「その通りです」と頷く神様。


「ただし、あなたの願いを叶えるのはこの世界ではなく違う世界になります。」

「?」疑問を抱いて喋ろうとする俺よりも早く神様が次の言葉を話していた。

「っと言うのも、私がこの世界地球の神ではないからです。そもそもこの地球では私の神としての力を行使出来ないのです。」

神は話を続ける。

「なぜ、異世界の神である私がこの世界にいるのかそれは、中二病患者は今何をしているかというツアーできてまして、貴方のことを実は見てましてその時神を呼ぶ声が聞こえた為、出てきたというわけです。」と意味の分からないことを言い出す神であるが、なぜかドヤ顔である。


「私たち異世界の神の間では、地球のサブカルチャーに大変関心を持っておりまして、と言うのも私たちの世界には娯楽があまりないのですよ。そのてん地球のサブカルチャー取り分け日本のアニメ文化には大変興味深くいつも大変楽しく、見させていただいております。」


「また、そこから派生したと言いますか・・・まあ、中二病の方々の志向が面白く今回みたいなツアーが組まれたりしている次第でありまして・・・」

「俺らにプライバシーはないのか~」と叫んでみたが・・・

「神である、私たちには人間の法は適用されませんし、もともと神を信じている人間はあまりいないでしょう。それに、人間の観察をし手助けをするのが神の仕事ですから確認をしておかないといけませんでしょう。」


「で、本音は」


「もちろん、面白いからです。で、本題に戻りますが異世界行っちゃいます。もちろん、行くのであれば色々能力あげちゃいますよ。」


「具体的には、どんな能力をくれるんですか?」


「ここまで、話しといてなんですが意外に落ち着いてますね貴方。」


「ええまあ、絶望していた俺のまえに神様が来ていきなり異世界行くとか言われたら、普通驚くでしょうがこちらもオタクなので望んでもないチャンスじゃないですか」


「えっ、そんな簡単に信じていいんですか?まあいいですか、能力については貴方が中二病を患っていた時の設定をそのままプレゼントしますよ。」


「あの設定をそのままとか、チートもいい所ですよ。てか凄い事になるんですが・・・」


「別にいいですよ、だってあなた以外にも異世界に行っている元中二病患者もいますし。と言うわけで、異世界に飛ばしますけどいいですか?いいですね」


「ちょっと待ってください、異世界ってどこですか。いろいろ聞きたいことが~」

彼が全てを言い終える前に、転送が進み神様の最後の言葉をきき終えた瞬間転送が終了した。

ちなみに神様の最後の言葉は「異世界に行って楽しんできてください」だった。

前回の話の続きです。

キャラが色々定まってないorz

これからも、修正等加えていきますので長い目で見守ってください。

誤字脱字すみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ