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とある日に

作者: 如月志乃

ある日、

私は近所の公園のベンチでのんびりしていた。

すると一羽の小さくて黒っぽい鳥が降りてきた。


「かわいいなぁ…」


と小さく呟くと答えるように鳴いた。

そのまま鳥を見ていたら私の方へ向いて、


「雨が降るよ」


と告げたのである。

驚いてガタッと音を立てて立つとその鳥は、

スッと飛んだいった。

飛んでいく鳥を目線で追うと、

空の色が暗くなっていた。

時間はまだ13時過ぎで暗くなるには早すぎる。


するとすぐ雨が振りだした。

急いで近くの紅葉の木の下に逃げたが、

思っていた以上に雨が強く雨宿りにならなかったため、

すぐ別の屋根のある場所に移動した。


だがついた頃には雨が弱くなって、

そのうちに止んでしまった。


「走ってきたのに…」


と呟くと、

目の前をなにかが横切った。

後退りして飛んでいった何かをみると、

先程の鳥だった。


さっきの…と声を出したが、

私より先にいたらしい子供に声をかき消された。


「かーさん!あの鳥なにー?」


「あれはね、ツバメっていうのよ」


ツバメだったのか…と思うと同時に、

雨が降るのが分かる鳥だったことを思い出した。


「だからわかったのか…」


小さく呟いて晴れ始めた空を見上げた。


いかがでしたでしょうか?

よろしかったらコメントなどよろしくお願いします。

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