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"合格発表"一条柊目線
短いです。
高校入試の合格発表のこの日。
中学の制服をみにまとった人があふれていた。
生徒会のメンバーは何かと雑用をさせられていた。
「一条さん!」
突然声をかけられ声のした方を向くとそこには京矢がいた。
「え?京矢はこっちを受験したのか?」
「姉の面倒なんかみたくないっすから。」
「お前も大変だな。」
俺が苦笑いを浮かべると京矢も同じように苦笑いを浮かべた。
「ひとまず、合格おめでとう。スミレちゃんは一緒じゃないのか?」
俺の言葉に京矢がフリーズしたのが解った。
「どうした?」
京矢は不貞腐れたような顔を作った。
「何で一条さんが松岡の事を名前で呼んじゃうんですか?」
簡単なことだ。
楓がスミレちゃんとしか呼ばないから、上の名前を知らなかっただけだ。
「俺だって"スミレ"って呼びたいんすから!」
「呼べば良いだろ?」
「スミレを目の前にしたら松岡って呼んじゃうんすもん!スミレスミレスミレスミレ。あ~。」
俺は笑いを堪えて言った。
「京矢、後ろ向いてみ。」
京矢は勢いよく振り返った。
「わ、私も京矢君って呼びたい………です。」
京矢は真っ赤になって頷いていた。
「松岡さんも合格おめでとう。京矢、イチャイチャしてないで体育館に行け。」
何だか初々しい二人にほっこりした出来事だった。
ダレンタイン前に合格発表にしたよ!




