クリスマス!
りーさん
皆でクリスマスのリクエストありがとうございます!
リクエストをいただいても書けないことも、たたありますがリクエストいただければ書いていきたいと思ってます!
三人称です。
クリスマスと言うのは恋人達に嬉しいイベントだと思っていたと、男達は思っていた。
クリスマスイブの今日と言う日になぜ合同パーティーなんてしないといけないのかは、間違いなくできたばかりの自分達の彼女のせいだった。
四門美鈴に別荘でクリスマスパーティーをすると言われたときいた時に逆らえなかったからだ。
その場にいたのは、一条、七宮、二階堂、八尾、くわえて数井京矢だった。
美鈴の彼氏で美鈴の専属運転手の影森蒼太がむかえに来た時に二階堂は影森に向かって言った。
「何が悲しくてクリスマスイブに合同パーティーなんてしないといけない?」
影森は爽やかな笑顔をむけて言った。
「二階堂様、お久しぶりにございます。お言葉ですがこのパーティーを企画されましたのは二階堂様の彼女の数井様にございます。私としましてはとんだとばっちりだと言わずには居られません。私がどれだけの殺意をいだいたかは、お察しくださいませ。」
その場にいた男達は影森の爽やかすぎる笑顔が恐ろしい物だと学習した。
一方、女子メンバーは美鈴の別荘でクリスマスパーティーの準備をしていた。
「こんなもんかな?」
楓が呟くとマリナが嬉しそうに言った。
「これ、私からのクリスマスプレゼント。」
マリナはクリスマスプレゼントを女子メンバーに手渡した。
マリナの事を知ってるメンバーは目の前の箱に嫌な予感を感じた。
マリナの事をあまり知らないマリナの弟の彼女の スミレは箱を開けた。
「あ、可愛い!」
スミレが箱から出したのは半袖でふわりと膨らんだスカートの可愛いミニスカートのサンタ服だった。
それを見た他のメンバーは箱を返そうと決めた。
「皆着てくれるよね!私皆にあわせて手作りしたんだよ!勿論写真撮影させてね!嫌がったら皆の恥ずかしい話を彼氏に話すよ。」
「「「「鬼!」」」」
マリナの言葉に女子メンバーが項垂れたのは言うまでもなかった。
ピンポーン
男達は憂鬱な顔を隠せずに別荘の前にいた。
「ご苦労様です。」
玄関を開けて出てきたのは彼氏の姉からもらったサンタ服をみにまとったスミレだった。
「松岡!か、可愛い!」
京矢はスミレの側にかけよると言った。
「ありがとう。数井君のお姉さんがプレゼントしてくれたの。」
「姉さん、グッジョブ。」
京矢は拳を握って姉に感謝した。
スミレにうながされ、男達が中に入るとその場にクラッカーの音が響き渡った。
「「「「「メリークリスマス!」」」」」
女子メンバーはそう言って男子メンバーを驚かせた。
そして、男子メンバーはクラッカーの音なんかよりも己の彼女の格好に驚いた。
一条の彼女である楓はチュウブトップのふんわりスカート。
七宮の彼女の奏はファーのつけ襟をつけたキャミワンピ。
八尾の彼女の忍はスリットがガッツリ入ったチャイナドレス。
影森の彼女の美鈴は肩出しブラウスに真っ赤なフレアミニスカートでチラリとガーターベルトが見えているニーハイ姿。
二階堂の彼女のマリナは背中の大胆に空いた襟つきのAラインのミニスカワンピだった。
男子メンバーがフリーズすると、マリナ以外の女子メンバーは顔を赤くして言った。
「「「「だから、嫌だって言ったのに~!」」」」
すると、男子メンバーは一旦外に出ていった。
「ヤバイ、可愛すぎる。」
一条が呟くとその場に居た男子メンバーは頷いた。
「どうにかして、あの格好のまま家に連れて帰りたい。」
「一条、欲望が駄々漏れだよ。」
一条の呟きに七宮は苦笑いを浮かべてそう言った。
「七宮は六木のあの格好のまま家に連れて帰りたいと思わないのか?」
「?あー、家に帰ったら着てもらう。」
七宮ははにかみ笑顔だ。
「って言うか、今すぐアイツを連れて帰りたいんですが。」
二階堂の言葉は全員の意見だった。
「二階堂君、彼女を説得してきてよ。その間に忍さん連れて帰るから。」
「皆様、お帰りなのでしたらタクシーを手配いたします。勿論代金も私が払いますのでお引き取り下さい。」
男子メンバーが、外で作戦会議を始めたのを盗み聞きしてマリナはそっと玄関の鍵をかけた。
「ごめん。皆、私のせいで彼氏達が欲望をむき出しにしている。」
一人スミレと共に家の中に入っていた京矢はため息をついた。
「姉さん達は早く着替えて来なよ。そのままじゃ襲われるよ。俺と松岡は先に飯食ってよう。」
「え?良いの?」
京矢はスミレの手を引いて奥の部屋に入っていきながら、スミレにだけ聞こえるように言った。
「どうせ、すぐに帰らされるんだから俺達は俺達でクリスマスを楽しめば良いんだよ。下手したらここで留守番させられるかも!俺のサンタは俺とクリスマスを楽しめば良いんだよ。」
スミレは楽しそうに笑う京矢に笑顔を返した。
いい雰囲気の中ドアを叩く音に驚かされ、さらに笑いあったのは二人しか知らない事実だった。
そのあと着替えが終るまで鍵を開けてもらえずに外でまたされた彼氏達はすぐさま彼女を連れて帰ったのは仕方がないことのようなクリスマスの出来事だった。
こんな感じで良かったですかね?
皆このあと………うん、頑張れ!
って感じですかね?
京矢君はあからさまな欲望を見せなかったので美味しいご飯とケーキでスミレちゃんと幸せにクリスマスをおくったと思います。
「松岡、クリーム付いてるぞ!」
京矢の言葉に慌てるスミレ。
「ほら、とってやる。」
そう言うとスミレの唇に自分のを重ねる京矢。
驚いた顔のスミレに笑いかける京矢。
「ごめん。嘘。」
真っ赤になるスミレを見て真っ赤になる京矢。
ぐらいの事はあったかも?




