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Zwei  作者: マサキ
13/13

番外編

グス……グス、グス……

「何、泣いてんの?」

「……誰?」

「俺?……鈴堂 弥、ての。」

「アタシ……グス……長谷川つぐみ……グス」

「ふーん。で、失恋?」

「っ!!!!悪い~~~~?」「いやー?俺も……だし。」

「………」

「俺達、似てんね。」

「……どこがっ」

「俺、友達に好きな人とられちゃってさー」

「………」

「………??」

「……アタシも」

「…アハハハハー、やっぱ似てるわー」

「よく笑えるね……」

「だって、笑ってなきゃやってられねー、て。」

「何、それ……クスクス。」

「あー!!長谷川だって笑ってんじゃんかー。」

「うるさーい!!それと、つぐみでいいから。」

「……じゃ、俺のことも弥で。」

「……うん。」

「………」

「………」


♪:キーンコーンカーンコーン~


「やばっ、行くぞっ?」

「腰、抜かしてる……立たせてよ……」

「はぁー?ババアかよっ」

「聞こえてるからね?」

「地獄耳……っ」

「だから、聞こえてるっ」

「はいはい……ってか、いい加減泣き止めよなー」

「っるさいなー、泣き止んでるよっグス……グス……」

「泣いてんじゃねーか…」

「っるさーい、グス……グス……」


繋がれた手から伝わるのは、どんな気持ち?

彼らがもう既に

1歩を踏み出しているのは……

また、別のお伽噺。



-THE END-

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