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幼なじみ  作者: たま


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7/20

京極くん

大杉隼、いやハヤトはやっぱりコミュ苦手みたいで珠子も問題児なのに2人で話しても噛み合わない。

「だから同じ部屋は嫌なのよ〜

アンタだって起きたら、人に顔見られたら嫌でしょ?」珠子が訴えるが、

「現実なら絶対無理だけど、ゲームの中じゃん。

道具や資材も取り出しやすいし便利じゃん!

だいたい出たり入ったりが面倒なんだよ。」話は平行線のままだった。

見かけは髪が長いせいで怪しい人だが、とにかく俳優の吉沢亮みたいな顔だ。珠子も顔だけ見てれば眼福なんだが、とにかく頑固でノンデリでムカつく。

「おいおい、せっかく学校来てくれたんだから、あんまりイジメるなよ〜」と先生まで!

高木くんが、「珠子ちゃん、ありがとう。あいつ、とにかく女に色恋で絡まれるのが嫌で、前に目の前で女の子を振った瞬間にリストカットされて…

学校来なくなったんだ。

いや、良かった良かった♪」と感謝された。

が、全然良くない!仲良くできない!友達なれない!

「結局、クラスで友達できないよ〜これじゃあ!」京極くんの参考書を引き出しから出すと小さなクシャクシャの紙が。

◯イクラのパスワードだった。

「なんだ、本当はやりたかったんじゃん!バカだなあ〜」メモを伸ばして参考書にはさむ。

渡り廊下を渡って職員室まで荷物を運ぶ。

「貸せよ。持っよ。」ハヤトが珠子の荷物を全部持った。「重っ!」ハヤトが驚く。

「すごい量だよね。でも、全部買って学校に持ってきて休み時間も勉強してたんだよ。2年初日から。

…なんでそこまてしなきゃいけないのかなあ?」珠子には京極の背負ってるプレッシャーが理解しがたい。

平野先生は預かってくれたが、

「何とか学校出てきて貰えるようご両親にも話すよ。

それでもダメなら持って行く。」と預かった。

だが翌日も京極は来なかった。


「お母さんと話したが、前々日まで普通だったらしいんだ。でも夜中に急に散歩してくると出掛けて…そのまま何時間も帰って来なかったので警察も出で探したらしい。

終電切れた陸橋の線路を歩いていたらしい。」皆がザワザワする。

「俺らが◯イクラやり始めた日か!そんな所歩くくらいなら◯イクラやってりゃ良かったのに…」高木くんがため息をもらす。

「まだ先だけど、それだと中間テストも受けれないかもね。」クラス委員の庄司さんはうれしそうだ。

なんだかんだ言っても京極くんは、この学校ではずった学年1位だ。庄司さんは抜いたことが無い。

「入院したんですか?」誰かが聞く。

「いや、警察が帰ろうと言うと素直に従ったらしい。

でそのまま家に帰って部屋で寝てるそうだ。

言われたら何でもするらしいが、言われないとずっと止まってるらしい…」先生の話に皆はゾッとする。

「それじゃ、生きた人形じゃん!」ハヤトが思ったけど誰も言わなかった事を言う。

「また病院へ連れて行くとお母さんは言ってたが…」先生が言葉を濁した。

何とも言えない空気が教室に流れた。

他のクラスにもあっと言う間に広まり、アボーンとかふざけて走り抜ける生徒までいた。

高木くんが怒鳴って注意していた。

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