予感
「京極くんが居なくなってから庄司さんが機嫌良いとか言ってたね、田中さん。」長谷川ルルが公園戻って作業始めてから話す。
「庄司さんが京極くんを何らかの方法でオカシクさせて、浜田ミミがうるさいから次に消した?って事かな?」と大胆な推理を立てる。
「それだったら浜田はお前だろ?ルル。」ハヤトがすかさず突く。
「だから〜昔だよ!今は眼中にも無いわ!」ルルが言い返す。
「動機で考えたらそうだけど、京極くんや庄司さんが入ってる銅緑会ってもっとスゴイ秀才が集まってるでしょ?
京極くんが消えても、意味ないよね?」2人は塾も一緒なのだ。
「まあ。確かに」ルルとハヤトもうなづく。
「俺さ◯イクラがヒントなんじゃないかな?と思うんだ。」ハヤトが言い出した。
「どういうこと?」珠子が聞く。
「京極はまず入らなかった。そこでまず脱落?
そして、浜田は滑り台で死にまくってたろ?あの日1番死んでたのは、絶対浜田だ!
だから、そこで脱落…とか。」ハヤトがなんか恐ろしい事を言い出した。
「ちょ、待ってよ!それだと、また被害者出るって事?キル回数が多いと魂が抜けたみたいになるって事?」珠子が聞く。
「うん、そんな気がするだけね。まだ確証は無いけど…」ハヤトがアバターの眉間をかきながら話す。
珠子もルルも黙った。イヤな予感がする。
翌日、平野先生が浜田ミミが持ち直したと説明した。
平が言ってた通りだ。
「先生、京極くんはどうなんですか?」庄司さんが聞く。
「う〜ん、相変わらず部屋にこもりっきりらしい。
一度会って話したいとお願いしてるんだが、断られててね。」先生が困ってるようだった。
「あの、参考書届けて私が様子見てきましょうか?」珠子が手を挙げた。
しかし「実は参考書持ってもう行ってきたんだ。でも、断られてね。会いたくないって。」先生が苦笑した。
「でも◯イクラには入ったみたいだよ。申請が京極くんからあったから入れといた。
会えたら学校出ておいでと話してみてくれ。皆からも。」と説明があった。
「中で話せたら良いんだけどなあ〜」高木くんが期待してる。
珠子は、何だか違和感を感じた。
『確かに入りたそうだったけど、それなら学校も来そうな気がするんだけど…ハードル高い?彼のプレッシャーはそんな場所に無かった気がする。』
ハヤトの方をチラッと見る。
次の犠牲者が出るとハヤトは言っていた。
でも、キル回数を知ってるのは中の人間だけだ!
浜田ミミを狙ったのは、このクラスの誰かだと言う話になってしまう!
「先生!」とハヤトが手を挙げた。
「京極くんや浜田ミミさんは、夜出掛けて行方不明なったなら、各家庭に絶対出掛けないように止めるように親に言っとくべきだと思います!」と言った。
「…それは、また被害者が出るかも?ってことだよな?」先生がうがった表情をする。
「そう思う根拠が、あるんだろ?」と先生がハヤトに質問した。
『やっぱり言わないで通り過ぎるのは無理かぁ〜』と珠子は顔を伏せた。




