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勇戦のアルヴヘイム  作者: 葵衣なつ
世界樹祭編
27/35

第27話『咲耶姫』

 星歴10017年8月15日午前11時36分、ネプト王国・領内『ユグドラシルの森』奥深くの社。


「私は『咲耶姫』!日本神話の一柱『森羅万象』を司る神様だよー☆よろしくね!ルナちゃん!」


「えと、はい…よろしくお願いします?」


 珠を割ったら神様が出てきました、どういうことですか???


「もーっ!かったいなぁー!神様だからってそんな堅苦しくしなくていいんだよ?私たちだってただの人間なんだから!」


「あっはい」


「それで良い!あ、森の中で立って話すのはなんか雰囲気がなってないね!家を作ろう」


 神様はそういうと指パッチンを鳴らした。


 すると土の中から家が出てくる。


「さあ入って入って!中は安全だよー☆」


 言われるがままに家の中に入ると勝手にドアが閉まる。


 そして入ってすぐの所にあった椅子にかけると神様が話し始めた。


「えーっと、どこから話すかな〜…?そうだねぇ…あれは大体10000年前のこと」


「あ、長くなりそうなら帰ります…」


 流石に10000年もの膨大な話をされたら何年かかるか分からないので話を切る。


「あ〜!帰らないで〜!短めに済ませるから!」


「…わかりました」


「うむ、では…ゴホンッ。あの広場で龍見たでしょ?あの龍は私の子でさ、それを利用してこの国をめちゃくちゃにしようとする奴らがいるから止めるの手伝ってくれない?」


 神様曰くあの龍は神様が作った子らしく、そして今はその子の休眠期間だったはずなのにその子を無理やり起こしたから龍が暴走してああなったらしい。


「…えっと、わかりました…手伝います」


 私もあの龍を止めないと先に進めなさそうなので神様を手伝うことに決めた。


「おお!ありがとう〜!」


「い、いえ…私もあの龍を止めないとなので…」


「ならWinWinの関係ってことだね!私たち一心同体、二人三脚だ!」


「うぃ…?・まあそうですね…」


 よく分からない単語が並んでいたが気にしないことにした。


「あ、神様は日本?って所の神様らしいですが何処なんですか?そこ」


「うーん…まあいつか分かるさ!」


 私は少し気になったことを質問すると神様はそうはぐらかした。


「それよりも神様じゃなくて『咲耶姫』!さくたんって呼んでよね!」


「さくたん…?」


「はわわ…さくたんだってぇ〜、初めてそう呼ばれちゃった〜!カミッターで呟いちゃお〜☆」


 とさくたんは板状のものをポチポチ年始めた。


 またもよく分からない単語が飛び出したが気にしないことにする。


 少ししてさくたんがなにか板状のものを懐にしまうと思い出したかのように懐から何かを取り出した。


「これ預けとくね」


「…これは?」


 それは葉の模様のような鎖で作られたペンダントと緑色の長い布だった。


「そのペンダントは私の神具『木葉菜咲鎖成陽芽(コノハナサクナヒメ)』、きっと君を助けてくれるよ。そして布の方は私を呼ぶことのできる降神具『咲耶布』、私は訳あって社の周りとごく一部の場所以外では自由に動き回れないけどそれで呼び出した私は自由に戦える。危険な目に合ったら呼び出してね、必ず守るから」


「…ありがとうさくたん」


「いいっていいって!私たちマイフレンドだろ?さあ行ってきな!待ってる人がいるんだからさー」


「…うん、行ってくる!」


 ◈◈◈◈◈


「さて、これでいいんだ」


 ルナが町の方へ走り出し背中も見えなくなったところでポロリとそう口に出した。


「大丈夫だよヨハネ、あの子は強い。流石君の子だ」


 思い出すのは10000年前、旧世界が崩壊する中『天照姉さん』たちと共に助け出した『彼女』の顔。


「…あの子は私たちが必ず守る。それが君との約束だから」

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