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第八十五話龍の国での魔人退治

 ある朝目覚めると何やら街が騒がしい取り敢えず今日で帰る日なので身支度を済ませ外へ出ると、広場に人集りができていた、気になって近くによると、一人の龍人が怪我をしている。

そして近くの龍人に、

「あいつが来た! 出来るだけ遠くに逃げるんだ!」と言っている、私は最初関わらないようにしようとしていたがエリナに、

「お姉様、あの傷もしかして、魔人ゼキュードによるものじゃないでしょうか?」そう言われ、魔人ゼキュードについて情報を思い出す、(確か火山活動が活発な山に住んでいて、一定周期に街へ降りてきては、酒と金品を持っていく小太り中年男性の見た目をした悪魔だったと思う、ギルマスから気にしなくても大丈夫だと言われていたから今迄忘れていた。

ゼキュードは、必ずマーキングのように、爪痕を残すということだったかな?) 

「まぁた面倒事じゃないでしょうね?」後から、カナンに声をかけられる、

「ちょっと懲らしめに行くだけだよ多分」目を逸らしながら、カナンに言うと

「私が、行くのが一番早いけど魔人クラスになると面倒くさいわね、三人でいきましょう?

メンバーは、私とオウカそしてガウルの三人で行きましょ?」何でガウルを選んだのか聞こうとしたが何かあるんだろうと思い従う事にした、と言っても情報収集が先だ、怪我人に話しを聞こう。

「済まないが、何の辺で襲われたんだ?」そう言うと、男は

「此処から火山に登っていくと途中、小屋があるだ、その付近だ」そう言うと男は血を吐き出し、気絶した。

「私は平穏に過ごしたいんだけどね、しょうがないこれも乗りかかった舟ということで、いっちょ、魔人退治に行きますか!」そう言い、男が襲わた地点を目指して三人歩き始めた。


 山に入ると一気に気温が上昇し、とても暑い、

「何で寄りにもよってこんなとこに住んでるのよ〜、てかそもそも退治なんてされるようなことしないでほしいわね!」愚痴を吐きつつ登っていると、いきなり突風が吹いてくる、私はガウルが飛ばされないよう、抱きかかえガウルを守る、突風がやみ前を見るとそこには教えられた情報と同じ小太りの中年男性の姿をした者が立っていた、その人物はこちらを見ると丁寧に頭を下げ自己紹介を始める。

「お初お目にかかります、私ゼキュードと申すものでございます、本日はどのようなご要件で?」出している殺気とは裏腹に丁寧口調で尋ねてくる。

「下にある街の一人が、あんたに襲われたんだが知ってるだろ? それの付けを払ってもらいに来た!」こちらも怯むことなく要件を伝えるとゼキュードは、はて?といった顔をし、言葉を続ける、

「私の領土に入って来た余所者に私を退治すると言われても何と返してよろしいなやら?

あの者が私の領土に入ったのが間違いなのです!」あくまで自分が被害者というのは譲らないらしい。

「警告などはしたのか? ここに入らないようにする努力は?」カナンが珍しく怒気の籠もった声で問いかける。

「する必要がありますか?」その言葉を聞いた瞬間カナンは地面を蹴り、ゼキュードを思い切り殴り飛ばしていた。その後も馬乗りになり繰り返し殴っているカナンをどうにか止めようとするが止められない、しばらく男を殴っていたカナンは落ち着いたのか、殴るのをやめ、とてもスッキリしたような顔でこちらへ来た、

「はぁ〜スッキリした〜満足帰るよオウカ」そう言い山を降りていくガウルと二人揃ってポカーンとしながら、カナンのあとに続く、厄介みたいな話は何処へ行ったのやら、家の女陣は、逞しいと思う怒らせないようにしなければ。

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