第八十三話龍の国へ行く(2)
というわけで、めでたく龍の国へ行くことへなった、準備を済ませ、龍の国へ行く馬車へ乗り込む、どうやらかなり掛かるらしく、馬車で行っても5日掛かるらしい、空路でいけば少しは早いらしいが、安全とは言えないらしい。
道中唐突に馬車が止まる、何事かと思い外へ出ると、山賊に囲まれていた。
「金目の物置いてけば、すぐに開放してやるよ、ほら早くしやがれ」リーダーらしい男が、そう言う。
「何だ只の山賊か、今の私は少し苛立っている、今逃げるなら怪我はしないぞ? 逃げないなら、腕を一本貰う」そう言いと男達はゲラゲラと笑い、私を睨む
「お前一人でこの人数をか? 舐めんじゃねぇ! お前ら、殺しちまいな!」そう仲間に指示を出し私に向かってくる、仕方なく馬車から降り、一気に三人を吹き飛ばす、なにが起こっているのか分かっていない他の山賊達に向き直り、距離を詰め渾身のこぶしを叩き込む。
一人また一人と倒れていく山賊達を見たリーダーは、
「お前何なんだよ! こうなったら、俺も本気を出すしかないな!」そう言い、剣を構え魔力を込めるそして、高らかに、
「その首貰った! スラッシュ!」私の方へ、向かってくるが、寸前で男の動きが止まる、
私は短く、
「呪縛」と呟く、なにが起こっているのか分からないような男が、
「なっ、何で体が動かない!? なっ、何だこの鎖!?」あたふたしている男に向かい、
「何だこの程度の呪縛すら、解けないのか、それなら私と戦う資格すらないな、眠れ」そう言い、睡眠の魔術をかけ道端に放り投げる。
馬車に戻り、出発するよう声を掛ける、その後は何事もなく、休憩する予定の街へたどり着いた、今日は此処で一泊する予定だ、
「皆今日はここで泊まるが、くれぐれも問題は起こさないように」皆釘を刺しておくすると、
「お姉様じゃないから、そんな問題事に首は突っ込まないですよ」そう言われた、自分はそんなに首を突っ込んでいたのか、心の中で反省する。
泊まる宿屋に、荷物などを預け、エリナ達と街を散策することにした、街では様々な屋台が出ておりどれも美味しそうな匂いを漂わせている。
「お姉様! あの屋台の、イカ焼き美味しそうですよ! 食べましょう!」ぴょんぴょんしながら、お願いしてくるエリナに、可愛いと言いながら、イカ焼きを購入することにした。
見た目は祭りの屋台のイカ焼きそのものだが、味の方はどうか。
一口齧り付くと、イカ独特の臭みもなく、とても美味しかった。
「美味しい」ついつい美味しくパクパクと進んでしまう、すぐに食べ終わってしまった。 久しぶりに屋台のイカ焼きを食べたが良いものだ。
次に向かったのは、たこ焼き屋、中の具材がタコ以外にも、チーズ、ウィンナー、イカ等があり最早たこ焼きというよりはバラエティー焼きになっていたが、生前の家でもこんな感じだったので、違和感はないが、エリナは懐疑の眼差しを向けていた、
「取り敢えず、全種入っているの二つと、タコだけの一つ」そう言い、たこ焼きを購入する。
「お姉様本当に美味しんでしょうか?」そう聞いてくるので、
「うん美味しいはず、少なくとも私の記憶だとこれは普通だよ?」そう言い、ウィンナー入りの、たこ焼きを頬張る、
「う〜ん、美味しい〜」美味しそうに私が食べるのを見て、エリナを食べる、すると笑顔になり、
「お姉様、コレ美味しいです!」と言っている。
カメラがあれば絶好のシャッターチャンスだったのに、少し惜しい気持ちになりつつも、たこ焼きを美味しく頂く、食べ終わる頃には、街には人が溢れていた、丁度仕事終わりの人が多い時間のようだ、エリナに、
「そろそろ戻ろうか」そう言い、今夜泊まる宿屋に戻る。
今夜泊まる宿屋は簡単なレンガ造りであり見た目以上に中は広い、そして風呂まで付いている、泊まる部屋へと戻り、お風呂の準備をすると、ドーン!と大きな音がした、何事かと思い外へ出ると、丁度花火が上がっていた、何かの面倒事じゃなくて良かったと思い、皆と一緒に風呂へ向かう、何とここの風呂は、露天風呂であり、打ち上がっている花火が見ることが出来た。
「わぁ、すごい、こんな体験初めてだよ」そう言うと、エリナたちも花火に夢中のようで、すごーいと言っている。
「私花火は、家の中からしか見たことがなかったので、こんなにも間近で見られるのは新鮮です!」エリナが言う。
「花火って始めてみたのだ、こんなにも明るくてきれいなのだったのだ、知らなかったのだ、お姉様連れてきてくれてありがとうなのだ!」皆から思い思いの言葉を言われ、少し照れくさい。
その後は、食事処で食事を済ませ部屋へと戻り明日へと備えるのだった。




