第七十八話久しぶりのモンスター退治(2)
あれからも、情報を集めてみたが有力な情報は、余り得られず、どうしたものかと悩んでいると、ギルマスが家を訪ねてきた、かなり慌てているようで、息が切れており、只事ではなさそうだ。
「何があった、件のモンスターでも現れたか?」お茶を差し出しながら尋ねてみると、
「ええそうです、あのモンスターが街の近くに!」そう言うので、私はすぐさま準備を済ませ件のモンスターが出た場所へと向かうのであった。
出たという場所に着くと、そこには、微かに魔力の反応があった、
「この魔力の反応は確か……」どこかで感じたような魔力の反応に、思考を巡らす巡らしていると、近くの草むらが揺れ動き、件のモンスター自ら出てきた、その姿は、少し大き目の蛇だった。
「やっぱり、大蛇ヘカロチマルの子どもの個体だったか、だけど普段は臆病なコイツが何で人を襲ったんだ?」そんな事を言っていると、ヘカロチマルが私に噛みつこうと、身体を伸ばしてくる。
「パシッ」いとも簡単に捕らえられた、ヘカロチマルは、私の手から逃れようと、手に巻き付いてくるがお構いなしに、スキル記憶解剖を使い、この子の身に何が起こったかを確認しようとすると、ヘカロチマルが突如苦しみ始めたかと思うと、息絶えてしまった。
「しまった! 記憶解剖は、生きているものにしか効果が無いのに! でも突然何が?」
他にも色々謎は残るが、一旦街へと戻り、報告をするのだった。
「まさかヘカロチマルが今回の黒幕だったとは、驚きを隠せないな? ところで、どうして普段は大人しいヘカロチマルが人を襲ったたのでしょう、オウカ様なにか分かりますか?」
「と言ってもな、私が調べる前に、息絶えてしまったからな、てか巨大な怪鳥だの竜の、見たら発狂するだのというのはどういうことだ?」一番疑問に思っていることを聞いてみると、
「ヘカロチマルは、自身の身に危険が及ぶと、これまで出会った、生物の幻覚を見せると言われています、オウカ様には聞かなかったのでしょう」ハハハと笑うギルマスに私はどんな人だと思われているのだろう、と思いながら、次の話を切り出す。
「発狂して帰ってきたというものが居たそうだな、もしかしたらまだこの近くにいるかもしれん、警備を増やすことをオススメする」そう言うとギルマスは、
「そちらの件に関しては、近くに幻覚作用のある特殊な植物がありそれを誤って吸ってしまったのでしょう」何でそんなものが自生してるんだよ、と心のなかでツッコミを入れ、話を切り上げ私は、家へと帰るのであった。
帰る途中、突如頭の中に、見たことのない場所に、一人立っている幻覚を見た、その幻覚は妙にリアリティがあり、まるで予知夢のようだった、内容はなにか巨大な生物に、どこかの街が襲われているというものだだった。
少しふらつきながら家のドアによっかかる、
「今のは? 幻覚にしてはリアリティがあって、不思議な感じだったが、一体? まぁ考えるのは後にしよう」そう言い中へと入りいつも通りの日常へと戻るのであった。




