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第七十話モンスター調査再開

 あの本を読み終えて、またモンスター調査を再開していたある日のこと、とうとう私の苦手とする虫型のモンスターの調査をしなければならなくなってしまった。

「今回は、フェザー・マンティス……虫かー嫌だなー」

なんて独り言を吐きながらフェザー・マンティスの生息地に向かう。

道中には様々な生物の死体があちこちにあり、その凶暴性が伺える、街の人によると、フェザー・マンティスは、好奇心旺盛で、五感が優れており、生半可な人間では返り討ちに会い、そのまま貪り食われてしまうという。

森の中を歩いていると、不意に前の木々が揺れはじめそこに何かがいるということがわかった。

「大きいな、フェザー・マンティスかな?」一応、気配遮断を使い、ゆっくりと近づくと、そこには目的のモンスターフェザー・マンティスがいた、

『フェザー・マンティス

見た目はとても大きな全身が羽毛のようなものに包まれている、カマキリである。


カマキリのアイデンティティである、鎌は獲物を沢山狩っているのであろう、血で真っ赤に染まっている。


私の知っているカマキリとは違い番で常に自身の縄張りにいる姿が特徴である。

繁殖行動は、それなりに多く一日に十回前後行う姿が確認された。

卵の形は一般的なカマキリの卵と同じで木などに産み付けている。


獲物を捕えるのは主に雌が行い雄はその間卵を守るようだ、雌がいない間に、自身の縄張りに侵入した者はその鋭利な鎌で一刀両断されていた、だが不思議なことに、仕留めた獲物は食用では無く、侵入してきた方向に捨てていた。


このモンスターが見たことのない獲物が縄張りに侵入してきた場合はよく観察をしてから、その行動を見た後に一刀両断している姿が、確認された。


更に凄い能力を持っており、身体を震わせたかと思うと、おそらく光の屈折を利用しているのであろうが姿を消していた、この状態になると何処にいるか分からなくなり、必ず獲物の死角から攻撃が仕掛けられるという能力を持っているようだ。


一定の期間がすぎると、雄は雌のそばを離れ森の中を、あるき回っている、これは新しい雌を探していると思われるが真偽は不明である。


雄を追って森の中を歩き回ったが、音もなく何処かへ飛び立ったかと思うと、一際大きなフェザー・マンティスのもとへいき自身の身体を捕食させていた。


この一際大きな個体はおそらくとても長い時間生きた個体なのであろう、通常の個体が森に溶け込む緑色なのに対して、この個体は身体全体が赤く染まっていた。

そして背後には大きな繭が形成されていた、その中からは恐らく何万匹というフェザー・マンティスの赤ちゃんが入っているのであろう、カサカサという音が聞こえてくる。

この個体は、自身では狩りに出ないで雄がやって来るのをひたすら待っているようだ。


ポイズンラクランとは敵対関係にあるとされ、互いに目が合うと威嚇し合った後に殺し合う姿が確認された。

この二匹の与える影響が大きい為か、周囲に居合わせた他のモンスターも殺し合う姿が確認された。』



ワチャメチャ・グノン

『ポイズンラクランと、フェザー・マンティスの殺し合いをそばで見ていて感化され殺し合いを始めた猿型のモンスター、名前のワチャメチャは、近くの部族の言葉で“愚かな”という意味である、このモンスターは、自分より大きな生物の真似をするとされ、それが最適と思っているため、なんの躊躇いもなく仲間同士で殺し合う姿が確認される。


その為決まった縄張りを持たず常に自分より大きな生物に付き纏い、生息地を変えている、ときにクナラチャの口に自身から入る姿が確認されるがこの行動は、クナラチャの口に残っている肉を食べているためであり、この二匹は、共生関係にあると思われる。


体色は森に馴染むよう薄い緑色をしているが顔だけは、個体により違く赤色をしているのも居れば、黒色をしている個体も確認できた。

おそらくは幼少期に影響を受けた生物により違うのだと考えられる。


食性は主に木の実などを食べているが定期的に動物の死骸なども食べるようだ。


性格は温厚でありこちらから攻撃を仕掛けなければ何もしてこない為、上手くやれば飼いならすことも可能である。

仲良くなると、定期的に木の実を貰えるようになり、近くの部族では、高いところにある木の実を取ってこさせられるようになると、一人前の大人と認められる、というものもある。


性格が気分屋というのも影響しているためか、飼い慣らしている個体でも言う事を聞かない個体が、多いとされている。』

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