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第六十七話神話の話

 何日か経った頃、一度モンスター調査は中断し各自休息を取ることにした。

私は、民間に伝わっている神話などが気になっていたので、図書館に行き調べることにした。

「お姉様? どちらに行かれるのですか?」そう声をかけてくるのは、エルフの耳が特徴のストレートロングの少女エリナだ。

「ちょっと、色んな村に伝わる神話について調べようと思ってねこれから図書館に行くとこ」そう答えると、いつもはついて行くと言うエリナは、

「では私は、街を探索してきますね」そういった。

私は少し呆気に取られていると、エリナが不思議そうな顔をして、

「どうしました? なにかおかしいことでも言いましたか?」

「いや、何時もならつい来るって言うから少し意外だと思ったのよ」そう答えると、納得したように

「たまにはお姉様も一人でいるほうがいいかと思っただけです」そういった。

そんな会話の後、私は目的地の図書館に行くことにした、道中色んな家を見てきたが此処の集落だけが、高床式の家なので、少しだけ周りの集落からは浮いている、だが当の本人達は、少しだけ家の形が違うだけという感じで周りの集落の人たちも誰も気にしていない様子だ、そんなことを思っているうちに目的地の図書館へついてしまった、そこそこ距離があったような感じがしたが考え事をしていると早くつくものだ。


 中に入ると受け付けの老人が、

「いらっしゃい」と声をかけてきた、私は目的のこの土地などのことが書かれている本を探し始めたが、なかなか見つからずあちこち探していると、受け付けの老人が、

「何を探しておりますのかな?」そう声をかけてきた、私は少し申し訳無さそうに、

「この土地や、集落に伝わる神話等について調べたいのですが、そういった本は何処にありますか?」そう言うと、老人は目を丸くして、

「随分もの好きな人じゃのぅ、ちと待ってな直ぐに引っ張り出してくるからの」そう言い、倉庫らしき場所へと入っていった。

それから何分か経った頃、ようやく老人が倉庫から出てきた。

「最近の若いのはこうゆうのに興味がなくての、しまい込んでいたのじゃ、ほれこの本がお主の求める本じゃと思うぞ」そう言い、私の目の前に4冊ぐらいの本をドンと置いた。

「あの〜これって借りたりとかって出来ます?」試しに聞いてみると老人は、

「どうせ誰も借りんから、そのまま貰っても良いぞ、この街や周辺の集落の奴らは誰も読まんからの」と普通に、そう言う。

「えっ、いやっ、流石にお金払いますよ、幾らです?」私は少し焦りながらそう聞く。

「いやいや金なんていらんよ、うちは在庫処分出来てあんたは、知りたい情報が得られる、お互いWin-Winじゃろう?」そう言われては何も反論できないが、

「流石に無料なのは気が引けるので、金貨二枚で引き取りますよ」そう言い半ば強引に老人に金貨二枚を渡しその場を去った、ちなみにこの世界で金貨一枚は、日本で言うところの約一万円ぐらいの価値だ、銀貨が一枚千円ぐらいの価値で銅貨が百円ぐらいである。

逃げるように図書館を出てきた後、泊まっている宿へ戻り買ってきた本の内容を解読するべく、自室へ籠もる事にした、ちなみにこの借りている宿は、意外と大きく、一人一部屋が用意されていた、しかも部屋には鍵付きという素晴らしい機能付き。


 さっそく本を読み始めると、この私達がいる街には古くから、森の番人と言われる巨大な龍が住まうということが記されていた、おそらくこの龍が私の出会ったあの龍であろう、他にも、全身がルビーのように紅いとされる亀がいるということも書いてあった。

そして目を引いたのが、街の所有者を誑かし、付近の集落へ攻撃をするよう仕向ける怪異についての記載もあった、その者の姿は私が良く知っているというか実際に変身できる、赤の女王其の人そのものの特徴が記載されていた、私は

「あの神こんなところで何やってるのよ」とため息を漏らした。

他にも色々出てきそうな感じがしたが、昼時になっているので一旦休憩することにした。



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