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第五十七話村での生活

 村に来てから何日か経った頃、いつも通り起きると、何やらいい匂いがする、「なんの料理だろう?」この世界に来てからこんなにいい匂いのする料理は出なていない、どんな料理なのかワクワクしながら、リビングへ向かう、テーブルには、二種類の料理が置いてあり、そのうち一つは、この世界に来て初めて食べた、フデシナという、イモと野菜のスープだ、そして匂いの正体である、魚料理あった、恐らく香草焼きなのであろうだが、なんの香草を使ったらこんなにいい匂いがするのだろう、と考えていると、キッチンから整った顔のツインテールの少女私のメイドである、マリーが出てきた。

「おや、起きられましたかご主人様、丁度準備が出来たところです、お召し上がりください」そう言い私の前にご飯を置く、この世界では、日本と同じく米が良く食べられている食感などは白米に近いものが多く流通していて、小麦は余り出回っていないようである。

「いただきます。 ところでこのいい匂いのする香草焼きだけどなんの香草使ってるの?」

「香草焼き? あぁ、ルリネコのことですか、香草はこのあたりにしか生えてないと言う、珍しい香草を使っています、昨日の宴のときに、村の人におすすめされましたので、使ってみたのですが、御口に合いますでしょうか?」

「うん、とても美味しいよいつもありがとね」笑顔でそう言うと、「メイドとして当たり前のことをしたまでですよ」そう何時もより明るい笑顔で返された、そんな話をしていると、眠気眼を擦りながら二人の少女が寝室から出てきた、片方は腰まであるストレートロングのエルフの少女エリナ、もうひとりは、頭に猫耳と尻尾のはえた、ショートの少女ガウルだ、「おはよう、二人共まだ眠そうだね?」

「ふぁ〜、おはようございますお姉様」

「おはようなのだ〜〜」挨拶をし二人も朝食を取り始まる。

私は、あまりの美味しさに箸が進みもう食べ終わっていた、「ご馳走様でした。 そういえば、他の子達は?」

「カナン様たちでしたら、朝早くから、手伝いがあると言い、出ていかれましたよ?」

「そうかー手伝いならしょうがないね」

「何か、ありましたか?」

「いや特にないけど、居ないのが気になってね、にしてもアランまで居ないのは珍しいね」ハハハと笑いながら言う、

「そうですね、何時もならご主人様から離れませんものね」フフフと笑いながら言う。

「マリーは今日なんかあるの?」そう聞くと、「私は村の人達から料理を教えてほしいとせがまれてまして申し訳ありません」申し訳無さそうに頭を下げる。

「別に謝ることじゃないんだから頭上げて」アワアワしながら、そう言うと、エリナからジト目で「なぁに朝からいちゃついてるんですか!」そう怒られた、(別にいちゃついてはないんだけどな〜)心のなかで苦笑いしながら言う。

「二人は、なにかあるの?」そう聞くと、目を輝かせながら、ガウルが「子供たちと遊ぶのだ!」尻尾を振りながら言う、それを聞いてエリナもウンウンと頷いている。

 その後二人は、朝食を食べ終わると、元気に外へ出て行った。

それを見送った後、ソファから立ち上がり、マリーに「私もそろそろ出てくるよ」と言い、「かしこまりました、お気をつけて」とマリーに見送られ外へ出たのだが、まだ春だというのに熱すぎる、この世界では、日本と同じように、四季があるその中でも今は5月辺りだろうに、熱すぎる、「まるで南国にいるみたいな暑さね」流石に今日は鎧を脱いでいて正解であった、恐らく来ていたら熱中症で倒れていただろう。

取り敢えず、村の中心である、噴水のある広場まで行こう、そう思いあるき始めるのだが、熱すぎて一歩歩くたびに汗が額を流れる、家の中などは、クーラーの代わりに氷系の魔術で冷やされているで、良いが外はそうはいかないらしい、なんでも外も冷やそうとした人が居たそうなのだが、範囲が広すぎて、魔力が持たなかったらしく、更に使用者は冷えるどころか、逆に体温が上がり、倒れたそうだ、その為外に禁止されているようだ。

 ようやく、広場についたが何やら、人が多く集まっている、「ん? 何してるのかな?」思考を巡らせていたが一つだけ思い当たる節があった、「まさか本当に、教会を立てて私を崇める気なの!?」急いで駆け寄ると、ほんとにそのまさかで、ちゃくちゃくと教会が建てられていた。

指揮を取っているのは、見間違えるはず無い、あの少年は、私の家族である、アランその人だった。

駆け寄り、アランに声をかける、「ちょっと!? 本当に教会を建てるんなんて昨日の宴では許可してないわよ!? そして何でそんなにいい笑顔なの!?」声を裏返らせながら言うと、「大丈夫です、僕が指揮するんですから立派な教会を建ててみせますよ」ととてもいい笑顔で言われたが、「違ーう! 教会は百歩譲って良いとして、私の銅像を飾るんでしょ!? そんなの絶対に駄目だからね!?」

「その辺は大丈夫です! オウカさんのそうではなく、聖女リリアンの像にすると交渉しましたから!」ビシッと親指を立てながら言う、その姿を見て私は、「まぁ、私じゃないなら良いよ」そう言いその場を後にした。

その後は、村長のもとへいき、村の周りの巡回をし、魔除けの結界を張り、借りている古い一軒家に帰るのであった。


 その日の夜、いつも通り、お風呂に入り晩御飯を待っていると、カナン達が帰ってきた、その顔は何処かやりきったかのような顔をしていたので、「まさか、私に関するものとか作ってないでしょうね?」そう聞くと、一瞬ギクリとしたが直ぐに、「いやそんなこと無いですよ? ねぇカナンさん?」と目を逸らしながら言う。

「えぇ、そうよ、オウカに関するものなんて作ってないわよ……」

「目を逸らさない! 何作ったの!」そこからは、何十分かに渡り怒涛の質問攻めをした。

「全く、作るなら作るで、私に一声ぐらいかけてよねてかよりによって、ステンドグラスって」はぁ、とため息まじりにそう言うと、アランは、「言ったら絶対に反対するじゃないですか!」

「それでも、先に相談ぐらいしてよね」全く知らない間に自分の、ステンドグラスができてるなんて考えただけでも恥ずかしい。


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