第五十四話反撃(1)
異様な空気に包まれ始め、禍々しいその姿が見えた時、その瞬間設備の一部が大爆破を起こした。
「何だ!? なにが起こっている!?」
「消火作業を第一に! ほかのに引火したら大惨事だぞ!」
一瞬にして、辺りは騒がしくなり、私もその対処に追われることになった、その間にもモンスターはこちらに近付いてくる。
近付くと同時に、砲撃を放ち更にこちらの被害が拡大する。
「皆の者、設備は放置、各個遊撃にあたれ!」その号令が響いた時には大半の冒険者が既に行動に移していた。私は操っているであろう方のモンスターに突貫するが、それを守るかのように立ち塞がる、使い魔により行く手を阻まれてしまう。
「邪魔よ! 退きなさい!」攻撃を絶え間するが、一切効いている感じがしない、他の冒険者も同じようだ、(操って居る方でこれなら、カナン達の方はもっとだろうか?)なんて思いつつ、攻撃を絶え間仕掛ける。
一方私カナンの方は、とてつもなく苦戦を強いられていた、というのも攻撃が当りはするのだが、強固な鱗により全て弾かれてしまうのだ、魔法攻撃も全く聞いている様子はない、「このクジラ、何食べたらこんなに強固な鱗になるのかしら!?」その間にも、砲撃を放ち続けている。
だが、操っているのが完全ではないのか時々もう一方のモンスターに攻撃を放っている。
「なんて滅茶苦茶な攻撃なの!? オウカに当てたら只じゃおかないわよ!」そう言いつつ攻撃をして居ると一人の冒険者が鱗を少しだけ、剥がしたようだ、「良し!少しだけ鱗が剥がれたぞ! 手の空いてるのは此処に攻撃を集中してくれ……」そういった瞬間男は、吹き飛ばされていた。
「大丈夫!? 皆聞いたわね?あそこに集中攻撃よ!」そう言い、鱗が少し剥がれているところに行き攻撃を集中して居ると、明らかに、クジラ型のモンスターに異変があった、攻撃の正確さがバラバラになっているのである。
「良し! このまま行けば!」そう思ったのもつかの間、モンスターに異変があった、禍々しい咆哮をあげたと思ったら傷が癒え、辺りに霧を発生させた、その霧は毒々しい色をしておりどう見ても毒である。
「皆! 霧の中で出来る限り口元をなにかで覆って!」
そう叫んだのも既に遅かったらしく何人もの冒険者が地上へ落下していく。
「このままじゃジリ貧ですよ! カナンさん何か手はないのですか!?」
「一つだけないこともないけど、貴方達にこれを任せることになるわよ、それでも良い!?」
「任せてください、私達遠距離攻撃を得意とする部隊で足止めしてみせます!」
「オーケー、任せたわ!」そう言い、私はオウカの元へ、向かうのであった。
「幾ら、攻撃してもだめじゃキリがないわね!」そう言いつつ攻撃を集中する。
何度も攻撃を繰り返していると、上の方でクジラ型のモンスターに異変があったどの報告があったと同時に、人形のモンスターにも異変があった、呼び出していた、モンスターがいつの間にか消えていた、「好機! その首貰っていくわ!」しかし私の攻撃は、既の所で弾かれる。
「まだまだ!」更に攻撃を繰り返しするが、傷をつけられず弾かれてしまう。
「見た目が、植物の根みたいだから、炎を付与しているのに、全く効かないのはどういうことなのよ!」ひたすらに攻撃を繰り返すが、全く効かない。
「火が駄目なら、水でも喰らえ!」そう一人の冒険者が、水を掛けるすると効かないだろうと思っていたが想像以上に効き明らかに怯んだ。
「あの見た目で水が弱点なの!? 弱点さえ分かればこっちのものよ!」そう言い、剣に水を纏わせ、敵に突貫する。
すると少しは効いているようで攻撃が弱まっていく、ようやく、一人の冒険者が背後から、斬りつけ大きなダメージを与えられたすると、突如大きな咆哮あげた、するとあたりには、紫色の霧が立ち込め、明らかに吸ってはいけない感じを醸し出していた。
「皆この霧吸っちゃダメなやつ! 吸わないようにして!」
しかし遅かったらしく、すでに何人もの冒険者が倒れている。
どうにかこうにか、戦闘を続行して居ると、カナンが降りてきた。
「カナン!? 上の方はどうしたの!?」
「取り敢えず、エリナ達に任せてきたわ!」
「分かった、じゃあ」
「「反撃と行きましょう!」」




