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大五十三話新たな依頼

 エルドラード国に来てから、早くも三週間が経った頃、シャナンさんから呼び出しがあった。

「呼び出しだって、何だろうねー?」

「面倒事じゃなければ良いのですが……」

「また、周辺の探索でしょうか?」

「はたまた、追い出されるとか?」ニヒヒと、フィーナが笑う。

「流石に追い出されるのはないと思うけど、取り敢えず行こうか」そう言い、シャナンさんの待つ場所へ赴くのであった。

着いてそうそう、開口一番こう言われた、「お主等、この国からもう帰ってい良いぞ」

「理由をお聞きしても?」

「伝えてなかったかの? 流石にお主等をこの国に何日も留めとおいたら、ギルドからいい加減返せと連絡が来てな」

「(あぁ、そういう)分かりました、今までありがとうございましたではこれで」そう言い、出ようとすると、「ちょっと待つがよい、最後にこれをエルフの娘エリナに」そう言い渡されたのは、ペンタンドだった。

「これは、ペンタンドですか、どんな効果があるんです?」

「裸でも他の者には、服を着ているように視える、物だ」

「お返します」

「流石に嘘だ、本当は魔術を一定の詠唱魔術を打ち消す物だよ、だが気を付けるようにな、仲間の詠唱も対象だからな」その後、改めて礼を言い、その場を後にするのであった、外に待たせておいた、エリナ達に合流し、エリナにペンタンドを渡す。

「シャナンさんからの贈り物だよ、何か一定の詠唱の魔術を打ち消す物らしいよ」

「そんな高価な物貰ってしまっても良かったのでしょうか?」

「まぁ、本人が良いというから良いんじゃない? 後もう帰って良いってさ、帰りの支度しようか忘れ物ないようにね」そう言い借りている家に戻り、支度を始めて少し立つと、シャナンさんが訪ねてきた。

「どうされました?」

「いや、ペンタンドを渡すのを忘れぬようにしていたら、お主等に報酬を渡すのを忘れていた、たいした額ではないが受け取ってくれせめての礼だ」そう言い大量の金貨が入った袋を渡された。

「こんなに多く? 計算間違いでは?」

「気の所為であろう、四人分の額にしては少ないぐらいだぞ? 良いから有り難く受け取っておく我良い」そう言われてしたしまっては、受け取らないわけにはいかない、有り難く受け取っておこう。

そうして、私達は、エルドラード国を後にしたのだった、帰りは行きよりも問題が起こらなかったのもあり、早く街についた。

 ギルドへの報告を済ませ、屋敷に帰ると、マリーがこちらに気づき、走り寄ってきたそしてわたしの匂いを嗅ぎ開口一番こう言われた、「知らない女の匂いがします、何してたんですか?」鬼の形相で言われては、正直に話すしか無い、正直に話すと「そういうことですか、てっきり風俗にでもハマったのかと」

「そんなわけ無いでしょ! 大体、添い遂げる殿方もいるのに、そんなどこ行くわけ無いでしょ!」

それを聞いていた、アランが顔を真っ赤にしていたのは言うまでもない。

次の日からは、またモンスター退治の依頼がいっぱいあるから皆早めに休むこと良いね?

皆から、「はーい」と返事を受け私も早めに休むことにした。


 次の日、朝早くから、依頼があった為私は皆が寝ている時間にこっそり起き、依頼をこなしに行くのであった。

いつも通り、依頼をこなしていると、戦うモンスターに違和感を覚えるようになった、というのも、戦うモンスターがなにかに怯えて居るような、感じがしたそして倒し終わりからだを見ると、細かい傷が目立つ、まるで嵐の中を進んできたようであった。

「嵐の中を進んできたのか? それとも風を武器にしている新種のモンスターか?」取り敢えず、ギルドへ報告をすべくその場を後にするのであった、立ち去る時、背後で、何かが蠢いたことには、オウカは気づいていなかった。

ギルドへ報告をして居ると一人の男が息を切らしながら入って来た。

「どうした? なにがあった?」

「あの伝説の古代龍種が現れた! しかも別の古代龍種の影響を受けてる、特別個体だ!」

「何処でもそれを見た!」

「この街から、百五十キロ離れたとこだ! あいつはこっちではなく、近くの村へ向かってる!」

「近くの村へってことは私達の家のほうか! ギルドマスター代理!何か手はないのか!?」

「対策を練るにしても、相手の情報が少なすぎる、先ずは、モンスター調査に慣れている、者たちを派遣するにその後に対策を練る!」そう言い、当たりは更に騒がしくなった。

 屋敷に戻ると、傷だらけの、ガウルがいた、「ガウル!? 大丈夫なの!? 誰にやられたの!?」

「何かに、駆り立てられたような、モンスターに襲われたのだ、彼奴等は普通のモンスターじゃないのだ」

「分かった、ゆっくり休んでね」そう言い、ポーションを渡し、皆に事の顛末を話し、すぐさま準備に取り掛かった。

 偵察のものが持ち帰った情報によると、件のモンスターは、一直線にこちらを目指し進行していて、付近には邪悪なモンスターもいたとの事、街では村を守るため、アラン指示の元防衛戦の準備に取り掛かっていた。

早ければ今日の、夕方には、着くとされているため大急ぎで準備をしていたが、如何せん大人数で移動のため少し時間が掛かる。

空を見上げると、不吉な黒い雲があたりを覆っていた。

そして件のモンスターが姿を表した、そのモンスターは、明らかに正気の目をしていない。

「近くに居たっていう、モンスターに操られてるってわけね、どちらにせよ私達のやることは唯一つ、彼奴等を撃退する事それだけ!」

アランからの号令が出れば即行動に移せる準備をして待機する。

そしてその時は来た!

「皆のもの! 我々人間の強さをモンスター共に見せつけてやれ! 幾ら自然災害の化身と言われていようと、人間には敵わないことを教えてやるのだ!」

「「「「「「オオオオオオオオ!!」」」」」」

そう叫び、作戦を開始する。

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