第四十八話久しぶりのゆったり
あれから少し経ち、私はいつもと変わらない日常を過ごしていた、何とか妊娠はしなかったものの、精神的なダメージは大きかった。
「お姉様、本日は何をしましょう?」そうエリナが問いかけてくる。
「どうしよっか、何もすること無いし、ゆったりする?」
「それなら」といった時、ガウルが勢いよくドアを開け入ってきた。
「お姉様暇なのだ? それなら、あたしの特訓に付き合って欲しいのだ!」そう言ってきた、「別に良いけど、私よりもカナンにお願いしたほうが良いんじゃない? カナンほうが、強いんだし」
「お姉様のほうが良いのだ!」というわけで、ガウルの特訓に付き合う事となった。
庭に行き一定の距離を取り互いに向き合う、「先に言っておくけど、あの力の解放は駄目だからね?」
「分かったのだ! お姉様も全力で来るのだ!」
そう言い、ガウルが地面を蹴る、あまりの速さに、一瞬判断が遅れる、既の所で弾けたがその攻撃に以前の面影は、全くない、「いつの間にこんなに強くなったの?」
「日々の積み重ねなのだ!」
「流石は私の誇れる従者だね、こんなに強いなら私も鼻が高いよ!」そう言いながら、ガウルに攻撃を仕掛けるが全てをかわされる、「うーん避けられるか、それなら!」私は一段と攻撃スピードを上げ、ガウルに斬り掛かる、だがこんなのはまだまだ序の口であるが、ガウルの、体制が少し揺らいだ、その隙を見逃さず追い打ちをかける、だが私の体は、ガウルから離れていた、何が起こったのか分からなかったが、おそらくは、追撃の瞬間ガウルの蹴りを食らったのだろう、あの一瞬でそれをするとは、素晴らしいの一言だ。
感心していると、ガウルは、此方へ突貫してきた、種が分かれば次は、喰らわないこちらも本気で行かせてもらう、剣を二本にし、双剣モードへ移行するそして魔力を込め、動体視力の向上へと回す、それを見たガウルは、そんなことお構いなしと言わんばかりに、突っ込んでくる、距離が近付いた瞬間、私の剣とガウルの拳が同時に当たり、二人共ノックアウトされていた。
その後、私達に気が付いた、エリナの手によって回復させられていた。
「いやーにしても、ガウルがあんなに強くなっているとはねー」
「お姉様に一撃入れられたのだ! これは、自慢できるのだ!」キャッキャッと騒いでいるガウルを見ると微笑ましい。
「ご主人様、私も稽古をてけていただきたのですが?」そうマリーに言われ、少し唖然とする。
「えっマリーが?」
「いけないことでしょうか?」
「いや駄目ってことは無いけど、設定で私よりも強くしているはずだから、私なんかで相手になるのかなって」
「いえ、そんな事はありません、ご主人様も成長しているので私なんかよりも強いでしょう」
「分かった、じゃあやろうか」というわけで、マリーとも特訓をすることになった。
(マリーは、確か遠距離を得意としてた筈)思い出しながら作戦を練る。
「では行きますよ?」そう言い、マリーは、勢いよく突貫してきた、(あれー? 遠距離を主体にしているはずなんだけど?)よく見ると、マリーの手には刀がある、私も持っている大剣で応戦する、辺りに金属同士がぶつかり合う、鈍い音が響き、緊迫した状態が続く、速さ、一撃の重さは互角なら後は、素の技量が物を言う。
何度か打ち合っていると、突如マリーの魔力が今までの倍以上に膨れ上がる、(本気で勝ちに来ているわけだ、ならこちらもそれに応えよう)そう思い、私も魔力を込める、そして先に動いたのは私だった、一気に近づき大剣を振り下ろす、「ハァーーー!」
「見切りました」短く呟くと、再び辺りに金属同士がぶつかり合う音が響き渡る。
勝敗は結局付かなかったが、いい運動になったと思う。
「ご主人様良い攻撃でした、またお願いします」
「マリーは遠距離攻撃だと思っていたから、刀を使うのは驚いたよ、いつ刀の練習したの?」
「カナン様から教えて頂きました、遠距離攻撃だけだと、この先困るであろうと思いましたので」
にしても、カナンは、何でも教えられるとはすごい人だな。
次の日、朝から、憲兵が家にやって来て、ギルドマスターのことについて色々と聞かれることになった。
起こったことをすべて話すと、憲兵の人は同情してくれた、そして今回のことは、ギルドマスターが一人で行い、その罪をすべて私に被せたということで、わたしは無罪であるということになった、当たり前ではあるが、やはり身の潔白を証明されると、肩の荷が下りる。
憲兵が帰ったあと、久しぶりに皆で出かけるということになった、「皆どこ行きたい?」
「お姉様と一緒なら何処でも良いです♡」
「「水族館!なのだ!」」
「私は、何処でも良いわー」
「私は、本屋に寄れれば良いです」
「私は、屋敷のことがあります故、皆様でお楽しみください」
「私もマリーさんを手伝います」というわけで、水族館に行くということになった。
久しぶりの水族館で私自身とてもワクワクしていた。
水族館につき、中へ入ると、内装が変わっており、始めてきたような感じがして更にワクワクしていた。
入ってすぐに、クリオネのような生物の展示があるが、いつ見てもキレイなものだ、しばらく見惚れていると、「お姉様、次に行くのだ!」と声をかけられた。
エスカレーターを上がると、大きな水槽がありその中でも目を引くのが、ジンベエザメのような生物だ、こんなに大きな、水槽の中でも一際大きく、そして優雅に泳いでいた。
他にもエイのような生き物もおり、あの間抜けな口もちゃんと見れた。
その後も、色んな生物を見て回り、お待ちかねの、ふれあいコーナーへとやってきた、今回触れるのは、ネコザメのような生物であり、触ってみると表面はザラザラしていてで不思議な感じであった。
そして、水族館といえば、お土産コーナーである。
ガウルが、大きな、ぬいぐるみを欲しがったが、想像以上に高く、説得するのに時間がかかった、流石に約二万円は、高い。
その後は、近くの本屋により、ご飯を食べ、その日は家へと帰ることになった。
その日の夜は久しぶりに、徹夜で買った本を読んでしまい、気が付いたら朝になっていた。
その日は、案の定、寝不足でフラフラの状態で、エリナから強制的に眠らされるこおさとになった。
たまにはこんなのも悪くはない。
イイネ、感想お待ちしております。




