第四十三話終演(1)
オウカ
あれから、本を調べていると、一冊に封筒が挟まっているのを見つけた、中を見てみると、『我が父である者の名をリ■■ル■・ワ■■ナ■という。空を駆ける乙女に栄光を』と書いてあった。
「空を駆ける乙女? ワルキューレのこと? 作曲者の方は、ワルキューレとしたら誰だろう?」再びほんの捜索へ戻ることになった。
そしてやっとそれらしき本を見つけることが出来た、本の題名は、リヒャルト・ワーグナー大百科ページをパラパラ捲っていると、ワルキューレのページが出てくる。
その本を、机に置き、更に調べようとするとカチリと音がなり、本棚がうごきはじめた。
「えっ、何もしてないのに動いた? 取り敢えず入ってみるか」そう言い、入るとそこには楽譜が1枚だけあった。そしてその近くには、血文字で『楽譜は、あと5枚ある探し出せ』と書いてあった。
「あと5枚あるって言っても部屋は探したけどな、他に行けるところってあるのかな?」一旦楽譜を持って最初に来た部屋に戻ると、ドアが新しく出現していた。
「これで外の探索ができるようになったってことね」外の探索を開始したのだが、開かない扉が多い、キッチンらしき場所と、子供部屋?は開かず、他に行けるところもとても少ない、取り敢えず行けるところを探索していた。
「随分と埃まみれね、どれだけ放置されてたのかな?」蜘蛛の巣を避けながら先へ進むと、『楽譜が欲しければ、清めよ』と書いてあった、「清める? 私を? それともこの場所を掃除しろってことなの?」雑巾や、箒があるところを見ると、部屋の掃除をしろということなのだろう。
「私は家政婦じゃないんだけどなー」渋々掃除をしていると、カチリと音がなりドアが出現していた。
だがなんだか掃除を途中で辞めると嫌な予感化するので無視して掃除を続けていると、いつの間にかドアは消えていた、どうやら行かなくて正解のようだった。
掃除が終わると部屋は見違えるほどにキレイになっていた、「ふぅー終わったー、さて何が起こっているかな?」視線を向けるとドアがひとりでに開く。
一瞬ビクッとなったが、中には楽譜が置かれているだけであった、これで2枚目である。
その後は、3枚目と4枚目は、簡単に見つかったが5枚目が見つからない。
思っていると、何処かでドアが開くような音がした。
エリナは、本を見ていると1枚の紙が挟まっていた。
「紙ですか、読める文字だと良いのですが」中を見るとなんとか解読はできそうであった。
『我らが主が求める物それは、あるものは同じものと言い、あるものは別々なものという、それは物に宿るという』と書いてあった、キッチンへ戻ると、ドアが開いていた、「あらっ? いつ開いたのでしょうか、これで外が探索できますわ」そう言い外へ出て探索を開始したのだが、子供部屋は開かなかった。
「取り敢えずアトリエを調べてみましょうか」中へ入ると、1枚の紙がありそこには、『お前の大切なものを鍋へ入れろさすれば道は開かれる、他のものを助けたいなら私に従うべきである』と書いてあった。
「私の大切なものを……他になにかないでしょうか?探してみましょう」といった時、背後からギギギと音がなる、振り返るとそこにはドアが出現していた。
「一体何なんでしょうか? まるで誘われているような感じです」とはいえ、他に行く場所もないので、中へ入ってみることにした。
中には大量の本棚と1枚の紙が置いてある。
紙には、『お前の行動一つで他のものは救われるのだ、我に従うのならこの部屋で大切なものを見つけよ』そう書いてあった。
「この本の中から見つけるのですか? これは相当骨が折れそうですね」そう言い、その大切なものとやらを探し始める、ある一冊の本には■■■■■神話と書かれている本を見ると、とてもおぞましい怪物の絵とその解説が書いてある、その中でも■■■■■■■■と書いてある、見出しに何故か魅入られるように、ページを開いていた。そこには謎の文字で、だが何故か読める字で『て……り……て……け……り……り……』と書いてあった。
そして別の本を見つけた、本を開くとそれは、ある独りの人物の成長記録であった。
「この顔、お姉様に似てる? もしかしてこれはお姉様の記録?」読んでいると、不意に後ろから声がした、その声は聞き間違えるはずないお姉様の声である。
後ろを振り向くがそれはお姉様ではなく、お姉様の形をした何かであった、狂ったかのようになにかの呪文を唱えているその言葉を繰り返しているあの本に書いてあった呪文と同じだ、今度ははっきりとわかる、お姉様らしきそれは、こう発していた、『テケリ・リ、テケリ・リ』と、繰り返していた。
「神話生物だが何で高知りませんけど、お姉様の姿であらわれたことを後悔しなさい!」そう言い、攻撃を開始する。
その神話生物は、爪や触手を使い巧みに攻撃をいなしてくる。
ヤケクソで攻撃しても、埒が明かない、なにか無いかと考えていると、あの本に書いてあることを思い出した、この生物は火に弱いそう書いてあることを思い出した。
「これならどう!? ファイアースピア!」魔法を放つと、神話生物は、業火に焼かれ消え去った。
その後には、私が昔母から貰った、ペンダントが落ちていた。
「これを鍋に入れろってことですね」そう思いキッチンへ戻るのであった。
思った以上に長くなりそうなので、何回かに分けようど思います。




