第四十二話謎解き
あれから更に奥へ進んでいるが、終わりが見えない。同じところを行ったり来たりしているような感覚だ、周りの景色はたしかに変わっているはずなのに、前に進んでいるという実感がない。
「うーん、どうしたものか前みたいに壁は壊せなさそうだしなぁ」悩んでいると、何処かでギギギと何かが軋む音がした、警戒しながら音の方へ向かうと、開けた空間が広がっていた。見た所その場所には、絵画や胸像が置かれている。胸像の近くにある、机に紙がおいてあるのを見つけた、そこには『この場所には、■■■■が居る、それを満たせば出られる。だが気をつけろ奴らはお前を常に監視しているぞ。もし■■■■に見つかったら、この部屋を出て振り返らずにはしれ、そうすれば逃げられるはずだ。
Kl.5』そう書いてあった。
「Kl.5? なんのことだろう? 取り敢えず、中を調べるか」そう言い、部屋の中を漁っていると、再びギギギと音が聞こえた。
「なんの音だろう? お化けとかいなければいいけど」音のした方へ向かうと、血のような染みができていた、「これは血? あのメモに書いてあった、やつがやったのかな?」染みは部屋の奥へと続いている、染みを辿って行くと、ピアノが置いてある部屋へと着いた。
「ピアノ? 何かを演奏しろってことかな?」あたりを調べると、血のようなものが付着した、1枚の紙が出てきた、「なにかの曲なんだろうけど、血で見えないな、それに私ピアノ弾けないんだけどどうしたら」そんな事を思いながら、アトリエへ戻ると、新たな紙が置いてあったそこには、『我が書斎へ案内しよう』と書いてあった、するとまたギギギと音が聞こえドアが出現した。
中へ入ると、紙に書いてあった通り書斎で、様々な本が置いてあった、そしてまた机に紙がある、『我らが先祖は、かの偉大なる作曲者に生み出されし者也、空を駆ける我が勇姿を見よ』と書いてある。
「我が勇姿を見よ? 空を駆ける? 一体どういうこと?」ここに来て、ピアノ関係の知識がないことが悔やまれる、この単語が一体何を意味するのか全くわからない。本棚を調べていると、作曲家の本ばかりだから、曲なんだろうけど、全くわからない。
その時エリナは、ある場所へ辿り着いたそこは、どこかの屋敷のような場所だった。
するとどこからかギギギと音が聞こえ、ドアがひとりでに開く、中はキッチンのようだった。
キッチンへ入ると、紙が1枚ありそこには、『我が飢えを満たせ、さすれば貴様はここから出られるであろう』と書いてあった。
だが何を作ればよいかわからない、悩んでいると再びギギギと音が聞こえ、ドアがひとりでに開く。
その中は書斎のようだった。
そこには、様々な、料理の本が並んでいたが、どれも見知らぬ文字で書かれていた為、意味は理解できない。するとどこからか机が現れ、紙が置いてあった。
『我は無を喰らう、我は肉を喰らう、我は草を喰らう、我はそれを喰らう、我は人を喰らう、さぁ我が求めるのは何だ?』そう書いてある。
「それ? それって何かしら? それに無って何かしら?ともあれ、一刻も早くお姉様に合流しなければ」だが、何を作ればよいがわからない。
その時ガウルも、同じような屋敷にたどり着いていた。中へ入ると、絵本などが置かれている部屋にたどり着いた。机には紙があり、『我の正体は何だ?』と書いてあった、するとどこからかギギギと音が聞こえドアがひとりでに開く。
そこには、沢山の本があるが、何で書いてあるのかは分からなかった。
「なんて書いてあるのだ?」試しに手に取ると、天使のような人物が、村を焼き払っている絵が書いてあった、「一体どういうことなのだ?」ページを捲ると、一枚の紙が出てきた。そこには、『我は気高き魂を連れて行くもの也、貴殿は連れて行くに値するものか?』そう書いてあった。
「全くわからないのだ! 魂を連れて行くって何なのだ!」仕方ないのであたりを調べることにした。
その時カナンは、夢幻の牢獄へとたどり着いていた、机が一つありそこには紙が置いてあった、「あらっ? 何かしら?」紙には、『我はあの最高神すら恐れる牢獄である、我は誰だ?』そう書いてあった。
「何かしらこれ、こんなとこにいるから頭おかしくなったのかしら?」試しに頬をつねるがこれは、現実であった。
牢の中にはところどころ本が置いてあるが、分からない文字で書いてあるため理解出来ない。
「何かしらこの文字、何処かで見たような?」必死にも思い出そうとするが、出てこない。
更に進んでいくと、鍵のかかった部屋がある、壁には、『我は誰だ?答えを聞こう』と書いてある。
まだまだ調べることになりそうね。
その頃リゼは、神殿のような場所へ来ていた、神殿の入口には紙がありそこには、『我はこの世界を束ねる神である、我が犯した過ちとは何だ?答えよ』そう書いてある。
「犯し過ち? 一体何のことでしょう?」そう思い中へ入ると、そこには大量の本が並んでいた、だが何を書いているかは理解出来ない、だがかすかに読み取れはした。
「何でしょう? へ……ら? へ……ら……く……れ……す? 人の名前でしょうか?」取り敢えず、さらなる情報を得るためにわかるもの全てを読むことにしよう。
その他のアネス達は、家へとテレポートしていた。
「あれっ? いつの間に家に? それよりオウカさん達は?」
「おそらくあの、ダンジョンに未だいるかと、あの場所、にはもう辿り着けないと思う」
「どうしてさ、行けるはずだろ?」
「特定の魔力を持つ人じゃないと、強制的に戻されるようになってる。」
「それじゃあっ」
「オウカ達が帰ってきてくるのを待つしか無い」
大人しく待っているというわけにはいかないので、出来ることはすることにした。




