表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

39/91

第三十九話命懸けの作戦

「その作戦って?」そう聞くと、目を伏せながらカナンは口を開く、「あの子の口の中にコアがあるのよ、それを壊せばあの形態は解除出来るけど、一人は犠牲になるわ」という。

「皆を危険に晒す訳にはいかないから、私がやるよ」

「いえ、私が!」

「エリナはここで皆を守るの良いね? 危険なことは大人に任せなさい」

「でもっ!」

「カナンこの子達を頼んだよ」そう言い残し私は、アネスの元へと走り出す。

アネスの足元では狂信者がなにか喚いているが、それをアネスは、目障りだと言わんばかりに、踏み潰す。

「アネス今助けるからね!」そう言い、どうするかを思考する。

そして足を攻撃し、倒れて所で、コアを攻撃することにした。

「一閃!」確かに手応えはあっただが、傷は瞬時に癒え、何事も無かったように暴れまわる。

「流石に効果は薄いか、それなら!」

一瞬で回復するのであれば、回復するより先に、多くの攻撃を当てればいい、そう思い、攻撃を開始する。

「紫電二十八連撃!!」今回は流石に、体制を崩し、アネスの頭が下がる。

「今!」そう叫び、アネスの口を開き、コアを攻撃しようとした時、私の体は、遠くへ飛ばされていた。

「!? 一体何が!?」その理由は簡単で、コアから放たれるビームを真正面から受けた為であった。

だが、すぐに体制を整え、再びアネスの頭目掛けて、接近する、今度は、横から迫る腕に気付かず、吹き飛ばされ意思が遠のく、その時またあの声が聞こえた。


『また、貴殿は無茶をしたな、我の力を欲するか? それとも何もなし得ないでここで朽ち果てるか?』

(そんなの決まってる、何もなし得ないで死ぬのだけは嫌だ!答えは、貴様の力を寄越せ!)

『ならば我が名を呼べ!』

『ドルメティス・サファイア・ドラゴン!』

そう叫ぶと、私の身体は前のように、龍と人間が混ざりあったような姿へと変わっていた。

その時私の頭を支配していたのは、外敵を排除することだけであった。

背中の砲塔をアネスへと向け、砲撃を開始する。

アネスも、こちらにビームを放ってくるが、軽々と避け、砲撃を続ける。

そしてその時はやってきた、とうとう私の砲塔が、アネスの口に押し込めた!そしてなんの躊躇いもなく引き金を引く。

あたりには、大地を割るほどの衝撃波が広がり、木々が吹き飛ぶ。

そして、ようやくアネスのコアが割れ、アネスの暴走を止められた。

自分の意志とは無関係に身体が咆哮をあげ、新たな敵を求めるように動き出す、それを見た、カナンに素早く、魔力の供給を止められ龍形態が維持できなくなり、人の姿に戻る。

「ありがとう、カナンまた助けられたね」そう言い、私の意識は途切れた。


〜次の日〜

目が覚めると、皆が集まっていた、「やぁ、おはよう〜」伸びをしながら言うと、「どこも痛くありませんかお姉様? あれだけの魔力を使ったのですから何処かに不調が出てもおかしくありません」

「特に大丈夫かな、それよりアネスは?」

「残念ながら、あの怪物が消えると同時に消失しました」目を伏せながら言う。

「そっか、私はまた家族を守れなかったんだね……」泣きそうになるのを必死に我慢する。

「オウカごめんね、私はこうなるのは知っていたのよ、だけどこの事を伝えたら貴女は自分を犠牲にしてまでもアネスを救うと思ったから言えなかったわ、ごめんなさい」カナンが泣き目になりながら言う。

「良いのよカナン、貴女が言わなくても、私は薄っすら気が付いていたから」そう言い、立ち上がり今日の仕事に取り掛かろうとする、その時ガウルが部屋へ飛び込んできた。

「お姉様! アネスが!」そう言っていた

「ごめんねガウル、アネス守れなくて」その言葉を遮りガウルが、「居るのだ! 外に居るのだ!」という。

外を見てみると、確かにアネスが居る、どうゆうことが分からないでいると、玄関のチャイムがなる。

急いで、確認に行くとガウルが言った通り、本物のアネスが居た。

「遅くなりました、アネスです」そう言い、微笑んだアネスは、とても美しかった。

 そして、その手には、何やらよくわからない箱を持っていた。


 その箱の中身は開けてみると、かなりボロボロになった、紙が入っていた、其処には、明らかに日本語で、〘我は望む我を倒せるものを、我が与えるは、永遠の苦しみ也、我が統べるはこの世界也〙と意味の解らない事が書かれていた。

「これどういうこと? まったく分からないわ」

ひとまずこれは置いておいて、今日の仕事に取り掛かろうということで、その日も夕方まで色々なことをした、家に帰り、あの紙を見ると、内容が変わっていた。

〘我を見つけし者よ、我は此処にいる、とく参れ〙そう書かれていた、「此処にいる? どこ?」そう思い何事もないことを祈りながら、蓋を閉じるのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ