第三十八話狂信者の反乱
あの夜、窓の外にいる人に気づいていればこんなことにはならなかったのかもしれない、そう思考しても起こってしまったことは仕方がない。
時は今日の朝まで戻る、いつも通り何気ない会話をしていたとき、突如何者かに睡眠ガスを撒かれ私は意識を手放していた。
次に目が覚めると、ガウルと、アネスがいなくなっていた。
おそらく襲撃者に連れて行かれたのだろう、皆を起こし状況を説明し二人の捜索を、開始した。
気配探知を真っ先に試してみたが、なにも引っかからない、奴隷とはパスが繋がっており、居場所が本来なら分かるのだが何故か分からなくなっている。
もしもあの子達になにかあったらと考えると、一刻も速く見つけなければならない。
そうこうしているうちに、日は既に傾き始めている。
「くそっ、どこに居るの? ガウル、アネス」そう言っていると、リゼが、此処に何かあると言っていた。
言われた場所へ向かうと何やら鉄製の扉のようだった。
「きっとこの場所に居るはず行こう皆!」そう声をかけ、突入する。
朝いつも通り何気ない会話をしてたはずなのに、気がつくと、見知らぬ地下室で拘束されていた。
あたしの前には騎士のような格好をした男が立っている。
男はこちらには見向きもせず、アネスに話しかけている。
「貴方様こそ、我々の求めていた、魔族の王たる存在、真の姿を今こそ顕にし罪深き人間どもを、解放するのです!」
何を言っているのか分からいないでいると、男はこちらを向き、「あなたは、我らが王の贄になるのです、光栄に思うがいいぞ。 儀式の開始は日が傾いてからだ」そう言い残し、アネスを連れて行ってしまった。
その後は、残った男たちによる、洗礼と称した、玩具になっていた。
「生贄にしとくには惜しい位の女だな? ちょっとぐらいつまみ食いしても怒られないよな?」と、下卑た笑いを浮かべ、こちらへと歩み寄る。
「流石に椅子に固定したままだと、ヤりづれーよな? おい! こいつを壁に固定しろ!」そう言い、あたしは壁に固定された。
「良いねー、その反抗的な目泣かせたくなるぜ」そう言い、あたしの服を毟り取る。
男は、準備万端と言わんばかりに、そそり勃ったそれをあたしのお腹に触れさせる。
「どうだ? 怖いか? 今からこれがお前の中に入るんだぞ?」
「きっとお姉様が来てお前たちなんかぶっ飛ばしてくれる!」
「良いねー、それじゃあその威勢がどこまでも掴みものだな!」そう言うと男は、そそり勃ったそれをあたしの中へ勢いよく挿入した。
「ッ!?」今まで感じたことのない痛みに顔を引き攣らせる。
「おっ、流石に痛かったか、だけどこれじゃ終わらねぇよな?」そう言い、男は腰を振る、一振りするたびにあたしの意識は持っていかれそうだが、舌を噛み必死に耐える。
何分経過しただろう、もう何回男が絶頂したかわからなくなった頃、別の男が俺にもやらせろと、言い代わる代わる男たちに犯された。
そして何時間か経った頃、あの騎士の、ようなやつが帰ってきて、「臭いですよ、一体何をしているのですか」そう言い入ってきた、そしてあたしの姿を見るなり、「これでは、生贄にならないではありませんか! こんなに汚して何をしてるんです!?」オホンと、咳払いし
「まぁいいでしょう我々の王への供物にはなるでしょう、さぁ、其の者の、耳を削ぎ落としなさい!」そう言い、近くに居た男に命令する、あたしの耳に、ハサミをセットし、耳が切断される、想像を絶する痛みに、失禁してまいそうになった。
アネスが、「いや、やめて!」と叫ぶが、男たちは、聞く耳を持たない。
するとまばゆい光が辺りを包み込み、それが顕現した。
地下へ突入しようとした時扉からまばゆい光が溢れてきたかと思うととてもおおきなそれが顕現した。
グォォォォォォ!
空気を引き裂かんとするほどの咆哮が当たりに響き渡る、「何あれ!? あんなの見たことないよ!?」
「あれは、アネスの本当の姿よ、もうあぁなったら止められない」
「取り敢えず、ガウルの救助が先だよ!」リゼに言われ、その通りだと、思い取り敢えず地下へ突入する。
案外ガウルは、簡単に見つかったが、男達の慰み物になっていたのだろう、そして耳が斬られている。
私は、すぐさま、エリクサーを出し、ガウルに、飲ませる、瞬時に傷は癒えたものの、意識は取り戻さない。
地上へ戻ったはいいものの、アネスは暴走し、目に映るものを破壊していた。
「一体どうすれば!?」
「手はあるけど、その方法は、誰かを犠牲にしなくちゃならない」カナンが、そう言い、目を伏せる、
「けどやるしかないよ、その方法は?」
そう言いカナンから、その方法を聞き、唖然とするのであった。




