第三十四話復興作業
浩志さんに言われ、四季国の端にある、小さな村へとやってきた、着いて思ったが活気が全くと言っていいほどない。
唖然としていると、村長らしきおじさんがやってきて、「おぉ、貴方様が、新しい領主様ですか。 これからよろしくお願いしますぞ」
「領主? なんのことだ? 私は復興作業があると聞いてきたのだが?」
「町田浩志様は何も伝えてないのですか、この国での復興作業は、新しい領主になれということですぞ」
「えぇ、それなら先に聞いておくんだった。 それで何をすればいい?」
「まずは、御自分が住む城を、どうにかするのが良いかと」
おじさんにそう言われ、城へ向かう。そこには、明らかにボロボロな、城らしきものが立っていた。
「これをどうにかするの? 無理じゃない?」半分諦めたように言うと、
「お家建てるのだ? 楽しみなのだ!」ガウルがはしゃいでいる。
「これをどうにかするのですか……骨が折れそうですね」
「改良楽しみ!」
「自分の好きにできる! 嬉しい!」
「酒蔵でも作りましょ!」何故か皆やる気でいる。
「みんなやる気だけど、設計とかできるの?」
「「「「「いや全く」」」」」即答だった。
「設計もできないのにどうするのよ」
「別に設計できなくてもある程度知識があるから出来るのだ!」自信アリげに、胸を張るガウルを見て何でそこまで自信がかるのか思ったが、深くは突っ込まないでおこう。
「じゃあ、建築はみんなに任せておいいかな? 私は、少し周りを見てくるよ」
「夕方までには完成させるのだ!」そう言われ、不安を抱きつつも、周囲の探索へ向かう。
「と言っても、国の運営に関する知識まったくないから何をすればいいのやら」そう思いつつ、村の方へと歩いていく、すると教会らしき建物があった。
中へ入ると、寂れた感じになっていた。教会の真ん中には、大きな像が建っている。
そこでお祈りをしている一人の少女がいた。
「あのー、この場所の人ですかね?」
「おや? 祈りの時間は終わりましたよ?」
「いや別に、祈りに来たんじゃなくて、ここの新しい領主になったんだけど、何か悩みとかないかなって」
「悩みと言っても、この街は寂れていますから、そこが一番の悩みですね」
「なんか人を呼ぶのにいい案とかはない? てか何でみんな出て行っちゃったの?」
「それは、この村には定期的に、山賊や、モンスターが、やって来てあらゆるものを取って行ってしまうんですよ。 それがなくなれば多少は返ってくるんじゃないでしょうか?」
「ありがとう、害獣駆除だねやってみる。 あっ、そういえば名前をまだ言ってなかったね、私はオウカよろしく」
「私は、雛沢真那ですよろしくお願いします、オウカさん」握手したあと、山の方へと向かう。
明らかに、何者かがいる気配がすごいしている、そう思い、索敵のスキルを使い辺りを確認する。
「見つけた」さっそく、イノシシのようなモンスターの反応があった。
「今夜はイノシシ鍋かな、てかイノシシって美味しいのかな?」そう思いつつ、イノシシへと向かう、案外相手が鈍く、楽に倒すことが出来た。
「あと何匹か狩って村の人達分も集めるか」そう思い行動する。
何分かたって、イノシシも十分なくらい集まった、一度帰ろうとしたとき、村の方から、煙が上がっていた。
イノシシをしまい急いで戻ると、そこには、山賊が暴れていた。
「おらっ! 女を出せ! さもないと殺しちまうぞ!」
「うわっ、わかり易いほどの小物感」そう言いながら、山賊たちを切り刻む。
全員始末し終わったときにわかったけど、コイツら四季国の人ではない、あのイカれたメナン王子様の腐った国のものだった。
村人全員にイノシシを渡し、城へ戻る。
城へ着くと其処には、最初に見たときとは違った城が建っていた。
「えっ、変わり過ぎじゃない?」そう言うと、中からエリナが出てきて、「おかえりなさいませお姉様、しっかりと作りましたよ。 そちらは何がありましたか?」
「イノシシが取れたよ! あと、メナンのクソ野郎のとこの山賊が居たぐらい」そんな事を話しつつ、夕飯を作る準備をする。
今晩は、野菜炒めよー、ちゃっちゃと作り、皆で食べる。
「イノシシを使う料理って作ったこと無かっから、変だったらごめんね」
「いえ、とても美味しいですよ! レストランを開けるぐらいには!」
「そんなに褒めても何も出ないぞー?」
「お姉ちゃんは、なんでもつくれるのだ! 凄いのだ!」
「明日からも色々やることあるから今日は早く寝ましょうか」そう言い、早めに床につき、眠る。
明日からも大変だけど頑張ろう。
明日は、本編ではなく、設定をあげようと思います。




