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第三十話悪を裁く(1)

 何日か前に話は遡る。

「そういえば、どうしてあの人が嘘を付いてるってわかったの?」

「暇だったから、観察眼ってスキルを、強化していたんだけど、それの効果で嘘を見破れるようになったの」

「そんなスキル持ってるんだったら言ってくださいよ」

「まぁまぁ、いつも使ってないから安心して」

「それはいいとして、悪人である人達をどうやって懲らしめるんですか?」

「場合によってはその場で斬り捨てるよ?」

「えっ、殺してしまうんですか? そんなことしたら、お姉様が、命を狙われることになりますよ? 相手は腐っても国王なんですから」

「あくまでも、身柄の拘束が第一だけどね、反抗してきたらって話よ」

「はぁ、それでお姉様がいいのであれば、そうしたら、お姉様の目標でもあるスローライフが送れなくなりますよ?」

「それは困るな、別の手を考えるか……そうか、絶無の世界に放り込めばいいのか」

「前々から気になっていたのですが、その絶夢?というのはどこに繋がっているのですか?」

「まぁ、簡単に言うと抜け出すことの出来ない、永遠の牢獄かな? 抜け出せるのは、使用者の私だけかな?」

「そんな危険なスキル持ってたんですか、それならそこに悪人を放り込みましょう」

「そうとなれば、あっちに着いたら情報収集だね、みんな頑張ろう〜」


 そして今に至るわけだが、何で私は、女性に囲まれているのだろう?

「あのー、そろそろ離してくれると嬉しいのですが」

「まだ貴女のこと知りたーい」

「と言っても、ほぼ全て話しましたよ? 私の質問にも答えてもらってないですし」

「なんだっけ? 最近女性がいなくなってる事件の話だっけ?」

「そうです、それです」

「なんかー、貴族の人?が、街に来たと思ったら、そのまま、連れて行っちゃったってぐらいだよ、このあたりは風俗とか多いからね、あぁ言う貴族に魅入られるとお金いっぱい貰えるのよえへへ~」

「その女性達はその後どうなったんですか?」

「さあねぇ〜誰も帰ってきてないからわかんないわよ〜」

「その女性達は、お城に連れて行かれたのでしょうか?」

「そうねぇー、多分そうだと思うわよ〜、ところであなた、女はいるの? 居ないなら私が立候補しちゃおうかな〜?」

「私は女ですよそれに結婚相手もいます、それでは失礼します」そう言い、その場を離れる。

「一度エリナ達と合流しておくか」そう言い、合流する、情報はどこも似たような感じで、貴族が現れ、攫っていくというものであった。

「とりあえず、城にいると思うから、夜中私が気配遮断で近づこうと思う、何か質問とかある?」

「お姉様が、突入したあとは?」

「貴方達はここで待機、何かあれば、ハヤブサマルで連絡をするからそれまで待機良いね?」全員が頷く。

「さぁ時間まで間田有るから情報収集の続きをやろう」というわけで、情報収集を再開した。

 得られた情報によると、夜な夜な、城の地下室から、叫び声が聞こえるとのこと、そして、地下室に行く国王の姿を見たとの情報が得られた。

「やっぱり、あいつ黒だったか」

「それでは、お姉様必ず無事で帰ってきてください」

「勿論、必ず帰ってくるよ」そう言い、城へ忍び込む。

(まずは、上から調べるか)そう思い、上の方から潜入するといきなり黒、嫌がる、女性を無理やり犯している男がいた。

「おらっ! もっといい声で鳴けよ! そうすれば可愛がってやるからよ!」

「いやっ、いややめて! 誰か助けて!」

「無駄なんだよ! 誰も助けには来ねぇ!」

「絶無」短く呟き男を消す。

女性と言うにはとても若い子が、見えてないだろうに、私の方を向き、「ありがとうございます」と何度も頭を下げている、私はなにも言わずにその場を立ち去り次の獲物へと向かう。

「さぁ、長い夜になりそうだ」そう呟き、夜の城を駆ける。

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