第二十二話久しぶりの我が家
あのモンスター調査からさらに二日後私は、やっと家に帰りつけた。
家に入ると皆集まっており、心配そうにこちらへ近寄ってきた。
「お姉様無事でしたか! かえってこないかとおもいましたよ!」泣きながら、私の胸へ飛込で来る。
「ごめんね、少しトラブルが起きてね、帰りが遅くなった。 皆もごめんね」
「良いのだ、お姉ちゃんが帰ってきただけでも嬉しいのだ!」
「そうだ、お姉様に、手紙が届いてるわよ」
「手紙? 誰から?」
「ギルドマスターからよ」
「何かあったのかな?」そう言い、フィーナから、手がを受け取る。
手紙の内容は、[オウカ君一度大陸本土へと帰還したまえ、少し羽根を伸ばすのも良かろう。
帰りの船は、この手紙が届いてから、5日後に着くようにしてある、そのときに、資料を提出したまえ。]と書いてあった。
「ちなみに、この手紙っていつ届いたの?」
「四日前なのだ!」
「って事は今日なの!?」
「そうなのだ!」幸いまだ、船は来ていなかったが、ついていたらと考えると……
そうこうしているうちに、船が港へ到着した、私は、船の中でシャワーを浴び、鎧を、掃除していた。
2時間ほどで、本土へと到着した。
「久しぶりの本土だな、まずは、ギルドへと向かおうか」そう言いギルドへと向かう。
ギルドの扉を開けると、ギルドマスターが前会ったように立っていた。
「急に休暇を与えると言い済まないな、何あの島では娯楽が少ないだろうと思いな」
「お心遣いありがとうございます。 休暇だけではないでしょう? なにがありました?」
「勘が鋭いな、実は君のところで保護している魔族の女、あやつが殺人をした」
「カナンが? なにかの間違いでは?」
「いや本人が認めている、理由は不明だが」
「それでその理由を問い詰めろと?」
「話が早いな、その通りだ」
「分かりました、話してみましょう、ですがあまり期待はしないでもらいたい」
「大丈夫だ、こちらもあの者が、簡単に話すとは思っていない、話してもらえればいいなぐらいだ」
「では、早速始めましょうか」そう言い、尋問室へと案内された、そこには手錠をかけられたカナンが座っていた、カナンはこちらを睨みつけている。
「やぁ、カナン久しぶりだね、単刀直入に聞くけど、何で人を殺したの?」
「気に食わなかっただけだが?」
「特に理由はないの?」
「元より私は、魔族だ、人の法で裁く事自体が間違いだ」
「どうしても、殺した理由は、話してくれないの?」
「そんな事、お前が知ってどうする?」
「私は、君を信じてるんだよ、カナンは、なんの理由もなく、殺したりしないって」
「付き合いも短いのに、何を信じるって?」
「その短い付き合いでもわかるんだよ、君は、とても優しくて他人思いって事は、だからこそ、私にはわからないんだよ、どうしてあんなに優しかった君が、人殺しなんてしたのかが」
「どんなにくだらない理由としても私を信じてくれるのか? 本当に?」
「うん本当だよ、だって私達家族じゃない、家族ってのはそういうものなの」そう言うとカナンは、はっと目を見開く。
「そうなのか、そういうものなのだな、分かった話すよ。 何で殺したのか。
理由は、シンプルだよ、あの男ら、貴女を、腰抜けだの卑怯者だのと言って馬鹿にしたんだ、それが私許せなくて」泣きながらそういう。
「話してくれてありがと、でもね、君がやったことは、いけないことなんだよ。 それは分かるね?」抱きしめながら言う。
「うんっ、分かってるけど、グスッだけど!だけど!」
その後、何分間か、カナンを抱きしめていた。
尋問が終わり、ギルドマスターへと報告をしたら、
「そんな事があったのか、だが罪を犯したのは事実、牢には入ってもらう。」
「分かりました、どのぐらいですか?」
「捕まってからは何も問題を起こしていないから、一週間ぐらいだな」
「そうですか、ではその一週間、よろしくお願いします」そう言い、ギルドを後にする。
家に帰ると、アランが目を輝かせながら、こちらへ近寄ってきた。
「おかえりなさい、オウカさん!」
マリーにも挨拶をしたあと、みんなで今夜は愛し合おうということになったので、久々に張り切った、カナンが居ないのが少し悲しいが、帰ってきたらいっぱい愛し合おうと誓い、今夜は楽しむことにした。




