第二話サクレン国へようこそ
ハヤブサマルの後を追っている途中、頭の中に声が聞こえた、
「あぁ、すまない、こちらの手違いで、ドラグマオンラインの世界ではなく、似た別の世界に送ってしまった。 スキルとかがでなかったと思うが、其れは、ドラグマオンラインじゃないからだ。 出す方法は単純だスキルを出しているところを、強く想像してみろ、そうしたら出るはずだ、まぁ、上手く生きろよ」あの神?の声が聞こえた、
「あっちょっと待って!」言いたいことだけ言って、あとはほったらしということらしい。
進んでいると、開けた場所に来た、(てかこの世界の言葉とか、文字とか一切わからないしお金とか、どうしよう)そんなことを考えつつ、ハヤブサマルのあとに続いた。
それから少し進むと、街が見えてきた。遠くの方にお城が見えるから、大きな街なのだろう。門の前には、検問のためか、列ができていた。列に並んで待っていると前の方の話し声が聞こえた、
「はぁ、ここの検問何かと理由付けて、金貨取るから嫌なんだよなー」
「ほんとにな、取るのが少なければいいのに、多いと5枚ぐらい持っていくからな」その話を聞き、私はどうしようかと頭を悩ませたが、どうにかするしかない。
とうとう自分の番がやってきた、妙に厳つい検問官に
「お前、見ない鎧を着ているな? どこの者だ?」
「わ、私は、東の方からきっ、来ました」震えながらそう答えると、
「東の方? まさか、四季国の人間か? そうなら、とんだ無礼なことをした、すまない」
「(なんか大丈夫な流れ? 取り敢えず四季国の人ってことにしとこう)はい、その通り私は、四季国の人です」そう言うと、普通に中へ入れてもらえた、とっさに身分を偽装したけど、不味かったんじゃ?
取り敢えず、誤魔化せたがこの後どうしよう、そう悩みながら歩いていると声をかけられた。
「そこのお兄さん、サクレン国は初めてかい? 見た目からして何処かの騎士様かい?」背の低い、まだ一桁ぐらいだろう、少年に言われた。
「(騎士か、他の人からはそう見えるよねやっぱ。)冒険者になりたいのだけれど、何処に行けばなれるかな? それと私は、女だよ」てかこの世界に冒険者って概念あるの?
「女の人だったんだ! 全身鎧で、顔が見えないから男の人だと思ったよー。 冒険者になりたいんだっけ、それなら、冒険者ギルドまで案内するよ!」良かった有りそうだ、取り敢えず、冒険者になるか。
「ありがとう、それじゃあ、よろしく頼むかな」少年に礼をいい、少年に続く。
冒険者ギルドに向かう途中「お姉さん、このあたりの人?それとも遠くの人?」
「私は、四季国の出身だよ」そう言うと、少年は、びっくりしたように、
「えっ! 四季国のひとだったんだ!」
「やっぱり、珍しいかな?」またまた身分偽装したけどコレはしょうがないってことで。
「うん、すごく珍しいよ、四季国の人は、滅多に国の外へは、出ないって話だからね」あれっ?これもし四季国に行ったら、私馴染めないどころか、異端者じゃない!?
「そうなのか、じゃあ、四季国出身なのは、隠してたほうがいいのかな?」そう呟きながら歩いていると、冒険者ギルドに、到着した。
「此処が、冒険者ギルドだよ、冒険者になるんだったら、お仕事頑張ってね。 バイバイー!」そう言い、少年と別れた。
ギルドの、扉を開け中に入ると、全身鎧なのが珍しいのか、注目を浴びる、出来れば見ないでほしいものだが。
ギルドカウンターに行き、受付へ話しかける。
「冒険者になりたいんだが?」
受付の人はポカーンとして「あっ、冒険者の新規登録ですね、では、こちらの書類をお書きください」
「ありがとう、ん?此処はどう書けば?」その場所には、なりたい職業と書かれていた、魔術師とか剣士とかって分かれてるのかな?
「あぁ、なりたい職業欄ですね、特になければ、書かなくていいですよ」そんな適当でいいのか、そう思いつつ、取り敢えず、剣士と書いたが。
一通り書き終わっわて、思ったが、日本語で書いて、良かったんだろうか?不安に思いながらも、書類を受付へ渡した。
「あぁ、四季国の方でしたか。 ハイッ、大丈夫ですよ、次は、魔力の検査しましょうか」(きたきた!異世界に来たらお約束のやつね!) とうとう自分もするとなって、ウキウキしていると、
「そう構えなくても、大丈夫ですよ、ただ鏡の前に立つだけですから」そう言い、鏡の前に立つ。すると、鏡は、真っ黒く、淀んだ。
「あら、魔力が高すぎて、真っ黒くなりましたね」
「よくあることなのか?」真っ黒になるってことは、アニメとかなら、相当強いんじゃない!
「偶に居るんですよ」
(そんなものなの!?)
「以上で、登録の手続きは終了ですよ、ランク的なものはないので、気楽に依頼をお受けください」そう笑顔で云われた。
早速依頼を受けて、おかねをかせがないとな。
明日からは、18時投稿になります。
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