第十九話海といえば
モンスター調査も、本日ばかりはお休みして、せっかくの海だ、楽しまないと損である。
「というわけで、本日は、海で遊ぶけど、気をつけないといけないことは何でしょう、ガウル」
「水性生物に喧嘩仕掛けない!」
「それもあるけど、第一にあまり沖まで行かないことでしょ?」
「それもあるのだ!」
「はぁー、分かってるならいいけど、皆もあまり沖まで行かないようにね」
「「「はーい」」」そう言い、各々の海で遊び始めた。
私は、あまり海で遊んだことがないので、砂浜で貝殻探しに勤しむ、すると、エリナから、「お姉様、せっかく海に来たんですから、泳ぎましょうよ」そう言われた。
「私あまり泳ぎは得意じゃないのよね〜」
「大丈夫ですよ、浅いとこで、海の生物を観察するだけですから」
「それなら」と言いエリナと、海の生物を観察することにした。
此処の海は、とてもキレイで、青く澄んでいる、海中で目を開けると、様々な魚や、小型のモンスターがいる。
「わぁーキレイ」見惚れていると、亀のようなモンスターが近づいてきた、私は懐かれたようで、周りを泳ぎ回られている。
「お姉様、そのモンスターは、滅多に、懐かないモンスターですよ」そう言われた。
「へぇ、まだまだ知らないことだらけだなー、もっと勉強しなきゃだね」
一度、砂浜に上がり、海といえばの、あれをすることにした。
そう、スイカ割りである、と言っても、この世界にスイカというものはなく、スイカに似た別のものであるが。
「皆ースイカ割りするよー」そう言うと、エリナ達は、頭の上に?マークを浮かべた。
「そっか、皆スイカ割り知らないのか……スイカ割りってのはね、目隠ししてね、他の人がスイカに誘導して、スイカを割るってやつ」
「おぉ、楽しそうなのだ!」
というわけで、スイカ割りが始まった。
「トップバッターは、私オウカがやるゾイ、皆誘導よろしく!」
「お任せくださいお姉様、しっかりと、誘導します」
「真っ直ぐです……あっ少し右です」
「もう少し左なのだ」
「もう一歩前ですお姉様」
「もうちょっと、右よ」
言われたとおりに動き、ここだというところで、思い切り木刀を振り下ろす、だが、木刀は、スイカには当たらず、浜辺を、抉る。目隠しを、外して、どのあたりにあるか見たら、スイカとは、全く別のところを、斬っていた。
「おっ、皆分かってるねー、敢えて違うところを斬らせる、いいねー」そんな事言い、他の皆も順番でスイカ割りをする、結局誰も、割れなかったが、その後に食べたスイカらしきものは、とても美味しかった。
「ところで、このスイカらしきものはどこで取ってきたの?」
「リゼが、木になっていたのを発見したので、食べれるのか分からなかったけど持ってきました」
食べれたけれど、このあと何かあったらどうしよう、私の背中に、冷や汗が伝う、その後は、なにもなかったので良かったが、次からは、ちゃんと食べれるのを確認しようそう思った。
「一日あっという間だったねー、皆リフレッシュ出来たー?」
「バッチリ」そう返ってきたので、また定期的に取るかーそんな事を考えながら、ベッドへ入るのであった。
その日の、夜皆が寝静まった頃、何やら外から音がする。
「ん? 何の音だろう確認しとくか」そんな事を言いながら、外へ出る、するとそこには、頭のない何かがいた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!? オバケー!?」そう叫んでしまった。
「!? お姉様!?」
「お姉ちゃん!? どうしたのだ!?」
「お姉さん!? 何かあったのです!?」
「何!? 敵襲!?」皆を起こしてしまった。
「あれ何!?」そう指差すと、その頭のない何かがこちらへ来る。
「いやぁっ! 来ないでぇー!」そう言い、咄嗟に浄化魔法を、乱れ打ちしてしまう、するとその怪物は、塵となり消えてしまった。
「お姉様大丈夫ですか?」エリナに言われ、我に返る。
「ごめんね皆起こしちゃったね」皆に、謝罪し、改めて、ベッドへ入るのであった。




