第十一話予期せぬ来客
自分の屋敷がある、この街ハイランにやって来て、二週間が過ぎた、そんなある時、村へ王国の騎士らしき、人間が何人か来て、街の人と口論になっている。
巻き込まれたくないので遠くから見ていたが、騎士に見つかり、結局巻き込まれてしまった。
「貴様、見ない顔だな、何処のもんだ?」
「鎧を着けているから顔は見えないはずだが? それで何のようだ?」
「貴様! この方を知っての言葉か!」
「まぁ、良い、どうせ他所からここに来た、田舎者だろうよ、礼儀など知るわけもないだろ?」
「それで何のようだ?」
「ここに来た理由だったな、美しい女を貰いに来ただけだよ!」
「何故だ? 貴様らの国には、美しい女が居ないのか? それとも、振り向いてもらえないから、こうして、付近の街に、女を攫いに来てるのか?」
「減らず口を! ん?お前の後ろにいるそのエルフ、俺の好みだな、そいつで良いよこせ!」
「断ると言ったら?」
「断るなら、王国に楯突く反逆者として、粛清する!」
「お前に出来るのならやってみろ、まぁ、無理だろうがな」
「その言葉を後悔しやがれ!」そう言い、剣を、振りかざしてくる……だが、振り下ろした、剣は、当たる寸前で、鎖に阻まれた。
「ん? この程度の鎖すら、断ち切れないのか? つまらんな」そう言い、相手の胸に、思い切りストレートパンチを食らわせる、相手の騎士は、ふっ飛ばされ、白目を剥き、気絶した。
「あっ、手加減するの忘れてた。 他の奴はどうする? 私と殺り合うかい?」
「ひっ! 団長がやられた。」「何だこのバケモノ?」「急げ、殺される前に、逃げるぞ!」そう言い、騎士達は、逃げていった。
「あの、騎士達を、撃退するとは、貴方様は一体?」
「只の旅人だよ。 それであいつらは何なんだ?」
「あの騎士達は、何ヶ月か、前王子が、死んで新しく王子がついたときに、いきなり現れて、女を出せっと言い、街の女を攫っていったのです。」
「それで攫われた女の人たちは?」
「王国で、性奴隷として売られていると、噂です」
「しょうが無い、できるだけ多く、攫われた女の人たちを、取り返すとしよう。 ついでに、王子様をぶん殴って来る」
「そんな事をしたら、国家反逆罪で、死刑になりますよ!? 攫われた女を取り戻すだけでいいですので!」
「そうか、なら王子は殴らないでおこう。」そう言い、その日は、解散となった。
次の日、エリナとガウルが、森へ、山菜を採りに行きたいと言うので、くれぐれも気をつけるようにと言い、山菜採りへ、行かせた。
たがやはり、二人だけでは、不安なのでハヤブサマルを監視につけて、向かわせた。
何時間経った頃、突然ハヤブサマルが、帰ってきた、何事かと思って、最近、できるようになった、動物会話のスキルを使い、会話を試みた。
「エリナトガウルガツレサラレタ!」
「なに!? 連れ去られたの!? やっぱり、王国の人たち?」
「ソウソウ!」
「あぁ、やっぱり、私が、ついていけば良かった」
トウカと、フィーナ、リゼ、マリーがこちらを見ている。
「お姉様、助けに行かないのですか?」
「いや行くよ、だけど、地形も何もわからないからどうするかなと思ってね」そう言うと、リゼが待ってましたと言わんばかりに地図を広げる。
「王国の地図です、恐らく連れ攫われた、エリナ様とガウル様は、この場所にいるかと」そう言い、指差した場所は、宮殿だった。
「どうやって忍び込むかだねぇ」と、トウカが言う。
「そこは、私のスキルを使うから問題はないよ、あとは、どうやって、奴らを懲らしめるか」
「それなら、王国の宮殿ごと爆破するのはどうでしょうか?」そう、リゼが申し訳無さそうに言う。
「それしたら、私達、指名手配犯になっちゃうよ。 まぁ、一発ぶん殴るぐらいで許してやるか。 そうと決まれば、急いで準備しなきゃね!」そう言い準備を済ませ、エリナ、ガウルの奪還作戦を決行するのだった。




