表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/3

戦国数奇伝 お手紙差し上げそうろう われ、織田信長なり 蛇足

 蛇足1.羽柴 秀勝(於次秀勝)


織田信長の四男で、家臣の羽柴秀吉の養嗣子。

秀吉の子には「秀勝」を名乗る者が3人居る。

信長の四男については、幼名の於次から、於次秀勝とよぶ。


ふーん。そうなんだ。



 蛇足2.養子縁組と信長の手紙


天正4年(1576年)子・秀勝 (石松丸秀勝)を亡くした秀吉は、子宝に恵まれなかった。


そのため、主との養子縁組を願い出て、信長の四男・於次を貰い受け、羽柴家の跡継ぎとすることにした。


縁組で、広大になった秀吉の版図(信長に与えられたもの)を、秀吉の死後に、信長の四男に継がせることができる。


これは、織田家中で秀吉の地位を安泰にするため、寧々(秀吉の妻)が画策したと言われている。


信長は、寧々の意図を察し、夫 秀吉の浮気に悩む彼女に手紙を送る。


手紙の文は、部下の妻に宛てたものにしては丁寧すぎるもので、親身になって話しかける内容であった。


その上、私信にも関わらず『天下布武』の朱印が押され、公式文書と同じ扱いとなっている。


一説には、秀吉が、子宝に恵まれない寧々に対し辛く当たることを知り、今後、秀吉に新たな女房が出来て、その間に子供が生まれたとしても、寧々の正妻としての地位が確固たるものであるようにするため、公式文書としての手紙が書かれたと言われる。


んー、第六天魔王様、優しいですね。



 蛇足3.ひらがな


紫式部のころから、女性と言えば平仮名。


寧々宛てのお手紙なので、多くの文字が平仮名で書かれていると思われる。


はい。すごく、読みにくいです。



 蛇足4.ボツタイトル


「寧々宛 織田信長 筆 仮名消息」は、「天下布武の判」を押した「公式文書」である。


【今のタイトル】

戦国数奇伝 お手紙差し上げそうろう われ、織田信長なり ~ 浮気性の夫に懲罰をっ!


【ボツタイトル】

戦国数奇伝 ~ えーと、嫁が「ちょっと安土城までっ」とか言って、信長の所まで挨拶伺いに行ったら、日頃、女性をとっかえひっかえしていることについて、ぐちぐちとご報告された上、それに対する問責の手紙が「天下布武の判」を押した「公式文書」として送られて来たんですけれども・・・。


下のタイトルにしたかったです。



 蛇足5.天下布武の判


本物の判子の文字は、ちょっと読むのが難しいんですよね。


3パターン作って、本物に似た感じで、何とか読めるものを用意。


挿絵(By みてみん)

(天下布武 印 1)


挿絵(By みてみん)

(天下布武 印 2)


挿絵(By みてみん)

(天下布武 印 3)


1と2は、どっちにするかちょっと迷いましたね。


じゃぁ、ここらへんで終わりましょう。お読みいただきありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ