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わがまま女神の開拓誌 ~自分の島を観光地にしちゃおう!!~  作者: 青衣
第2章【月曜の荒野《夜朧》】
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なんてホワイトな仕事なんでしょう

たまには休むことも必要ですよ

 いくら忙しい玄弥とてオヤツを見れば仕事モードから休憩モードに早変わりしてしまう。

 休めるときにしっかり休むのも仕事の内って常日頃から心がけてるらしいから私も見習いたいけどさ、そもそもこっちじゃ休憩中もお構いなしで仕事を押し付けてくるバカ共が斬って捨てるほどいるからあまり通用しないんだ。

 もういっそのこと風見自然開発センターに転職して私も木曜神になろうかなぁ。

 ……木曜神3人になっちゃうけど。




 ……え? 3人ってどう言うことかって?




 なにも玄弥だけじゃなくもう1人木曜神は存在するのさ。

 結愛や桃子と同じくらいの小ささだけど有り余る体力の持ち主でね、子供は風の子元気の子って言葉がまさにふさわしいんだけど……100メートルを軽く走っても3秒台って所かな。


 まあ、前回結愛と風見自然開発センターに行ったとき見かけなかったのは珍しく風邪の子になって寝込んでしまったかららしい。

 休養をしてるから当分しばらくは会えないと思うけど、開拓の応援としてはいつか会えるんじゃない?


「うむ、このサツマイモようかんはなかなか上等なんだぜ。 菊花に食べさしてあげなきゃな。」


 ほら、玄弥は優しいんだ。

 自分の事ばかりじゃなく他人への配慮も忘れない男気あふれるヤツなんだ……だから天音も聖奈も、私に結愛だって彼を……ううん、やっぱりなんでもない。

 聞かなかったことにしてくれ。

 これ以上は女神達のプライベートだからね。


「玄弥、長屋50棟の製作は予定より早く終わったみたいだ。 夜朧の人々はやはり真面目で丁寧で……それでいて飲み込みも早いからあっという間に作ってくれた。 俺の出る幕はほぼ無かったぞ。」


「夜朧の連中もやればデキる人材なんだがよぉ、閉鎖的だからその腕を生かせる仕事が限られる。 もし開拓で発展するなら大いに役に立つはずだぜ? だから俺は期待を込めて長屋だろうがお城だろうが買い与える……ほらよ、小切手だ。」


 何の躊躇いもなく小切手をサッサッと書いて手渡すなんてどこのセレブだって話だよ。

 私も懐からこうやって1度はやってみたいものだが安月給って言うのは笑えないほど辛いから、風見自然開発センターの求人見る限りだと土まみれで野菜育ててたくさんのお給料……販売部門だって多少は安いけどそれでも私の普段のお給料よりは高くつくくらいだ。

 玄弥、私を雇うつもりはないか?


「さてと、今やるべき仕事が無いなら今日はこの辺で切り上げするって皆に伝えておいてくれよな。」


「了解、とりあえず……って玄弥、これ額が間違ってないか? 請求したのは550万円だ。 いくらなんでも2000万円は多すぎる。」


 なっ、2000万円!?

 それを呼吸するかのように小切手にサインしては平然と渡すってのはかなりの大物である。


「俺はお前を高く評価してるんだ、これくらいが妥当だと判断した……それとも何だ、無駄な謙虚心働かせるつもりかぁ? 素直に貰っておけ、無言で受けとれ……それが男の取引ってもんさ。」


 これはヤバイ、ガチの任侠映画とかで見れそうなシーンだけど女の私がここまで興奮させられるなんて罪な男だよこれは。


【ソロモノさん浦山w】


【5000億円ホスィ……。】


 外野は黙ってようかニート共。

 どうせこんな平日の朝から生中継ライブに付き合ってるやつらだ、ろくに働いてないに違いない……そう思えば私は全然仕事キツいけど勝ち組だな。


「しっかり代金とお気持ちは受け取った。 自分は次の配達に行くから玄弥も元気で。」


「おう、あ、あと気が向いたらと入荷したらで良いからアレ頼むぜ?」


 こう見ると通販ってなかなか便利で面白そうだがやってみる価値はある。

 普段家にいないから受け取り損ねるとコンビニとか郵便局に行って来なきゃならないのが難点だけど、いろいろチャレンジは大切だよね。


 それはそうとしてサツマイモようかんと緑茶のおかわりでも貰いに行ってくるとするよ。

二千万円、欲しいわぁ

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